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第1話「旅立ち」その4 ページ6

白鶴洞に戻ると、丁度普賢も同じタイミングで帰ったところだった。


A「普賢たん。おかえりなさい、そしてただいま!」

普賢「あ、A。出かけてたの?ただいま。そしておかえりなさい。」


いつもニコニコしている普賢は、今日も今日とてにこやかに対応する。


A「ちょっとね〜。あ、お昼ご飯どうする?木吒のこと待つ?」

普賢「そうだな………あ、待つ必要はないみたいだよ。ほら。」


普賢が指差した方を見ると、木吒が走って帰ってきているところだった。


木吒「普賢師匠、ただいま帰りやした!A姐もただいま。」

普賢「おかえり木吒。」

A「木吒おかえりなさ〜〜〜い!!!!!」

木吒「うげっ!」


帰るなり、木吒を窒息死させんばかりの勢いでAが抱きつく。


木吒「……っ、A姐、く、苦しい……!」

A「もー、中々帰ってこないから、心配したじゃない、このぉ!」

木吒「し、死ぬ!!冗談抜きで死ぬって!!!」

A「も〜、木吒ったら、相変わらずかーわーいーい〜〜〜!!!!!」

普賢「A、その辺にしておいてあげよう?」

A「あっ………。」


普賢の言葉とともに、Aと木吒が太極符印によって剥がされる。
Aは一瞬残念そうな顔をしたが、すぐに気を取り直した。


A「あはは。ごめんね木吒。………それじゃあ、いい加減、お昼にしよっか。私お腹空いちゃった〜。」

普賢「そうだね。今日は何かな?」

A「おにぎりだよ〜。中の具材は、お楽しみに。」

木吒「前みたいに、俺のだけ梅干しの種だけとか、高菜とみせかけてわさびとか入れてないよな?」

A「さぁ〜、どうだろうね?」

木吒「えっ、ちょ、マジで……?」


弟子二人のいつものやりとりを見て、普賢は微笑ましくそれを眺めていた。

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設定タグ:封神演義 , ジャンプ , 天化
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信乃(プロフ) - 封神演義いいですよね!楊戩とかカッコいいし、天化もいい!更新ファイトデス (2017年5月21日 17時) (レス) id: 7cad6b70e5 (このIDを非表示/違反報告)
風蛍月(プロフ) - 真ちゃんなう!さん» コメありがとうございます! すみません、最近更新するの忘れてました← なるべく頑張ります! (2015年8月12日 15時) (レス) id: 4620f76b51 (このIDを非表示/違反報告)
真ちゃんなう!(プロフ) - この小説好きです!更新頑張ってください!! (2015年8月12日 14時) (レス) id: 883ad8778b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風蛍月 | 作成日時:2014年7月28日 20時

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