第1話「旅立ち」その1 ページ3
崑崙山、九宮山・白鶴洞。
ーーー静かなる山の中、そこで、崑崙十二仙の一人、普賢真人の弟子、Aが師匠と愛する弟弟子のために、昼ごはんの準備をしていた。
メニューは、普賢と木吒があまり食べないため、簡単なおにぎりだ。
A「〜♪〜♪………よし、できた!普賢たんと木吒はーーーって、そう言えば二人ともでかけてるんだっけ。」
そばにいるのは、Aの乗り物でありペットであり友達でもある、霊獣の雲母だけだった。
今は、雲母はAの頭の上に器用に座り、Aの手からおにぎりが創作されていく行程を、ボンヤリと眺めている。
Aが探している二人はというと、普賢は元始天尊に呼び出され、木吒は自主練習に出かけていた。
ーーー実に自由すぎる師弟だ。
A「……んー。先に食べるのもあれだし、私も食前の運動でもしようかな?ね、雲母はどうする?」
Aの問いかけに対し、雲母は子狐形態のまま、小さな首を傾げた。
雲母「なんで、ご飯の前に運動するの?」
A「え?何でって、その方がお腹も空いて、ご飯がもっと美味しくなるでしよ?」
雲母「ふぇ〜。雲母そんなの知らなかった。」
A「これで、またひとつ学んだね、雲母。
………それじゃあ、お散歩にでも行こっか。」
雲母「うん!」
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信乃(プロフ) - 封神演義いいですよね!楊戩とかカッコいいし、天化もいい!更新ファイトデス (2017年5月21日 17時) (レス) id: 7cad6b70e5 (このIDを非表示/違反報告)
風蛍月(プロフ) - 真ちゃんなう!さん» コメありがとうございます! すみません、最近更新するの忘れてました← なるべく頑張ります! (2015年8月12日 15時) (レス) id: 4620f76b51 (このIDを非表示/違反報告)
真ちゃんなう!(プロフ) - この小説好きです!更新頑張ってください!! (2015年8月12日 14時) (レス) id: 883ad8778b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風蛍月 | 作成日時:2014年7月28日 20時