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第3話「四聖襲来」その2 ページ13

………そんな中、上の方から天祥の笑い声が聞こえた。

その方向に顔を向けるとーーー

黄明「あれっ、天祥?哪吒に乗ってるぜ。」

A「本当だ〜!………いいなぁ、哪吒君……。私も天祥君と一緒に空でデートしたいのに〜!」

天化「………いや、あれはどう見てもデートとは言わないさ………。」

上を見上げ、実に羨ましそうな顔をするAに、天化がツッコミを入れる。

心なしか、少し面白くないような顔色をしていた。

黄明「それにしても、哪吒くんはすげぇよな!」

周紀「ええ…あんな強い人は見たことないでございます!」

黄明「ーーーでも、俺たちは太公望さんの強い所を見ていない!!」

竜環「何かして、証明して欲しい所だね!!!」

四大金剛達の言葉に、太公望が詰まる。

竜環「臨潼関の時だって、颯爽と現れてすぐ捕まったし…。」

竜環がそう言うと、

武成王「そういえば、朝歌のときも捕まってたな…。」

武成王がそう続ける。

ここで、黄一族の太公望に対する評価が格段に下がったことだろう。

確実に、目が「もしや、捕まることが特技では……?」と言っている。

太公望「うう……。」

四不象「みなさん!御主人はあまり強くはないけど戦いには大体勝つっスよ!!セコい手を使って!!!」

四不象の必死の弁解も虚しく、皆はあきれ返り、昼ごはんを食べにぞろぞろと離れて行った。

太公望「うーーーむ。これは何とかせぬと、わしの威厳が…。」

A「太公望様。信頼を得るには、まず行動ですよ〜。」

太公望「んなことわかっとるわ!!!」

ポン、と同情するようにAに肩を叩かれ、太公望は思わず怒鳴り散らしていたーーー。





A「………美味しいですね〜。特にこのお野菜、瑞々しいです〜。」

黄明「おっ!やっぱりAちゃんはわかってるね!遠慮せず、どんどん食え!」

A「はい。ありがたくいただきます。」

太公望から離れ、黄一族とAは、昼ごはんを食べていた。

昔から黄一族と面識のあったAは、早い段階からすんなりと受け入れられている。

第3話「四聖襲来」その3→←第3話「四聖襲来」その1



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設定タグ:封神演義 , ジャンプ , 天化
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信乃(プロフ) - 封神演義いいですよね!楊戩とかカッコいいし、天化もいい!更新ファイトデス (2017年5月21日 17時) (レス) id: 7cad6b70e5 (このIDを非表示/違反報告)
風蛍月(プロフ) - 真ちゃんなう!さん» コメありがとうございます! すみません、最近更新するの忘れてました← なるべく頑張ります! (2015年8月12日 15時) (レス) id: 4620f76b51 (このIDを非表示/違反報告)
真ちゃんなう!(プロフ) - この小説好きです!更新頑張ってください!! (2015年8月12日 14時) (レス) id: 883ad8778b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風蛍月 | 作成日時:2014年7月28日 20時

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