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第2話「再開」その3 ページ11

Aは深々と頭を下げ、感謝の意を表した。


ーーーどうやら、Aが様とつける人物は、大抵丁寧な言葉遣いになるらしい。


天祥「え?この女の人が、Aお姉ちゃん?」

A「そうだよ。天祥君も、本当に久しぶり!」


そう言って、天祥を力一杯抱きしめた。
いきなり抱きしめられた天祥は、びっくりしたが嬉しそうにしていた。
母を失った直後のためか、大人の女性に甘えられるのが嬉しいのだろう。


ーーーしかし。


A「やば〜い!天祥君、前にも増して可愛くなってる〜!髪の毛モフモフしてる〜ちっちゃ〜い〜天使〜木吒並にか〜わ〜い〜い〜〜〜!!!」


思う様Aになでくりまわされ、むぎゅむぎゅされ、ただでさえ大きすぎる胸に圧迫され、天祥はジタバタと暴れ出した。


天祥「Aお姉ちゃん離して〜!苦しいよ〜!!」

A「ん〜やだ〜〜。むぎゅ〜〜〜!!」

天祥「うぅぅ………。」

天化「いい加減やめるさ。」

A「イテ。」


腕から天祥を離そうとしないAを見兼ねて、天化が莫耶の宝剣の柄の部分でAの頭を小突いた。
当然、刃の部分はしまっている。


天祥「………もう、Aお姉ちゃん、僕苦しかったんだよ?」

A「あ〜、ごめんねー天祥君。私、可愛い子見ると、つい抑制が効かなくなって………。」


てへっ☆というように舌を可愛らしく出し、一応反省の言葉を口に出す。
どう聞いても、反省しているようには聞こえないが。


A「まぁ、とりあえず、皆さんよろしくお願いしま〜す!」


Aは、屈託のない笑顔でそうまとめた。

周りはそんな態度に呆れ返っていたが、内心ではその笑顔に、優しく包まれていた………。


第2話、終わり。

第3話「四聖襲来」その1→←第2話「再開」その2



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設定タグ:封神演義 , ジャンプ , 天化
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信乃(プロフ) - 封神演義いいですよね!楊戩とかカッコいいし、天化もいい!更新ファイトデス (2017年5月21日 17時) (レス) id: 7cad6b70e5 (このIDを非表示/違反報告)
風蛍月(プロフ) - 真ちゃんなう!さん» コメありがとうございます! すみません、最近更新するの忘れてました← なるべく頑張ります! (2015年8月12日 15時) (レス) id: 4620f76b51 (このIDを非表示/違反報告)
真ちゃんなう!(プロフ) - この小説好きです!更新頑張ってください!! (2015年8月12日 14時) (レス) id: 883ad8778b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風蛍月 | 作成日時:2014年7月28日 20時

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