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太陽が隠れる前に ページ1
side9
ある日から恋人が死ぬ夢を見るようになった
そんなことは現実にならないとわかっていてもいつか本当にそうなってしまうのではないかと
怖くて仕方がない
その夢を見るようになったのは告白した真夏の日からだった
「あのさ、突然呼び出してごめんね?」
と俺が言うと彼は俺の好きな笑顔でだいじょーぶと言ってくれた
「じ、実は俺…よっよよ陽のことが好きなんだ!!」
勢いで言い切った陽の顔を見てみると耳まで真っ赤にして腕で顔を隠してしまっていた
俺が言ってしまった…と青ざめていると俺の大好きで安心する匂いが俺を包んだ
状況が理解できずに固まっていると耳元で俺もとそうはっきり聞こえた
ボンッと音が出そうになる程顔が急に暑くなる
そうしてやっと俺の片思いが実ったと思った矢先
次の日から陽が死んでずっと、ずっとずっと陽がいない夢を見続けている
もう何日陽がいない夢を見ただろう
ねぇ神様なぜあなたはそんなに意地悪なんですか早く陽に会いたいです
もしも…もしももう一度陽に会えるなら伝えられなかったことを伝えたいです
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作者名:ほたるいか x他1人 | 作成日時:2018年1月24日 19時