Hot Coffee_ 《紫》 (ページ31)

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風「ここやなくてもええやろ」

小「それがここやないとあかんねんなぁ、濵ちゃんっ」

濵「えっ、ああ、うんっ、」

どうやら2人とも明日もお休みなようで
また明日も来るからと、お店を出ていった。

風「大丈夫…やった？」

2人が出ていってすぐ風雅くん声をかけてくれる。

『うん、私は大丈夫』

そっか、とまたお皿を手に取って濡らし始める。

風雅くんにも心配かけちゃってるんだな。

年下の子に気を使わせてるなんて、ダメだなあ。

風「今日の夕飯、俺が作ってもええかな。」

『え？風雅くん料理できるん？』

風「失礼やな、出来るわ」

『ありがとう、たのしみ〜っ』

丸「なんかほんまの姉弟みたいやな、2人とも」

こっちを眺めながら微笑ましそうに言う店長は
まるでお父さん。

風「嫌や、こんなんが姉ちゃんとか」

『え！？』

急に顔を見せるツンにも困惑しつつ、多分本心ではないと思う。

多分。

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