24 ページ24
．
それから "珈琲7つ" の注文がかかってくることはなかった。
多分彼らが大阪に居ないから。
彼が芸能人だと知って、色々考えた。
きっと�霤弔気鵑離侫．鵑諒�の中にも、シンプルに1つの"恋"をしている方も居るだろうし、
普通に"推し"として見ている方も、居るんだろう。
だったら、この際私も"推し"にしちゃえば、
何も苦しいことは無いんじゃない？
彼は私の"推し"
自分に言い聞かせるように、何度も、何度も頭に駆け巡らせる。
お店の休憩時間、そっと開いてみるトーク画面。
あの日から何も変わっていない。
何も。
風「Aちゃん？」
丸「なんや、体調悪いんか？」
そうやってなんだかんだ隣にいる風雅くんと、
私の事いつも気にかけてくれる店長に、
いつもいつも私は支えられているんだな。
『へへっ、なんでもないですっ 』
風「なに急に笑って、気持ち悪い」
なにそれ、と得意の苦笑い。
じゃなくて、風雅くんなりの微笑み。
俺も手伝う、とシンクに山積みになっている食器類を手に取って水に濡らす。
ありがとう、と呟けば頭上から、ん、と聞こえる。
『大きくなったね』
風「ん？」
『風雅くんがここに来た時、こんなだったのに』
と、ゴマくらいのサイズを指で作ってみせる。
風「そんなわけないやろ」
はははっと声に出して風雅くんが笑う。
『笑った、声出して笑ったっ！風雅くん可愛いねっ』
初めて見た風雅くんが声出して笑うの、
風「ずるいそういうの、」
ボソッと低い声で呟かれた言葉は私の耳には
届かなかった。
聞き返そうとするもお客さんに呼ばれてしまい、
風雅くんがそっちに向かった。
．
星が黄色くなりましたっ
ありがとうございます！
総合順位78位にも入らせて頂き、
すごくすごくびっくりしたし
とっても嬉しいです。
まだまだ未熟者で本当に拙い表現力しかありませんが、引き続き「Hot Coffee_」よろしくお願いします。
花 音
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 137人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花音 | 作成日時：2021年6月6日 15時
