第101話 誓ったのよ？ ページ5
沖田) とぼけないでよ。僕等は兎も角、メガネくん達に何の恨みがあるわけ？
土方) 高杉にお前の嫌う幕府の人間でもないのに、幕府の人間だと言われてしまえば……。
貴) 違う！なんでそんな話になるのよ‼︎
それより、なんでそんな話知ってるのよ‼︎
何もない。恨んだ覚えなんてない。そりゃ、高杉にそう言われた時は信じてもらえなかった事にはショック受けたし、あんな嘘ついたりもしたし…。否定する事は何ひとつない…と言えば嘘になるかもしれないけど…。
桂) 勝先生が、貴女が何故幕府の人間であることを辞めたかを教えてくれました。
まず、２つ目の質問の答えが返ってきた。
貴) …そうですか。で？
何か言いた気だったので聞いてみると、総司が居合切りをして、アタシの喉元スレスレにして止めた。
沖田) なんで、教えてくれなかったの？
貴) …教えたって、総…沖田は、信じもしないし、助けてもくれなかったでしょう？
そんなに教えてくれなかった事に怒っているなら…アタシを殺しなさいよ。15を過ぎた頃に、死んでもいいと、誓ったのよ？
腰に差した刀に触れ、総司を睨んだ。少し驚いたように一瞬目を見開いた総司を見ると、こんな小さいアタシに臆するなんて…と総司の姿が滑稽に思えてしまった。
桂) Aさん！
桂がアタシの名前を叫ぶ。その声を聞いた総司が刀を離して鞘に納めると、総司と入れ替わるように桂がアタシの前に立つと、アタシに向かって手を伸ばす。それをはらい、睨む。
貴) 何よ、また懲りずに貴方の想いを伝えに来たわけ？返事は同じよ。
じゃあ、精々天歌(ヘブンズソング)に飲み込まれないように頑張りなさい。
そう言い残して、桂達の前から姿を消した。
角を曲がるとそこには井伊がいた。
貴) 裏切らないが、貴方達もあの人達のように信用はしていないから。
井伊) それは、我も同じ事だ。
貴) あら、珍しく意見が合うものね。
そう言って自分の部屋へともどった。
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東雲大我(プロフ) - えっすん@厨ニ病さん» 最後までお付き合いいただきありがとうございます。な、泣きながらですか？！おお…そこまで感動作になるとは…。感動作(？)のつもりではなく、もう前作より悲しい作品書いてやろうって勢いが伝わって良かったです。文才無いのでヒヤヒヤしました(^^;; (2015年3月2日 4時) (
レス) id: 8306ee9666 (このIDを非表示/違反報告)
えっすん@厨ニ病(プロフ) - お疲れさまでした！あいつら…面白ェ…のときから読んでます！最後の方は泣きながら読みました。次回も楽しみにしてます！本当にお疲れさまでした！ (2015年3月1日 23時) (レス) id: a3394dd02e (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - ミルキィさん» 最後までお付き合いいただきありがとうございます。実はギンの容姿を載せようと考えております。イメージと違うな…とご期待に添えないかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。 (2015年2月26日 1時) (レス) id: 8306ee9666 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキィ - この作品最高です！もうギンの立場とか涙がとまらなくて幸せになれて良かったです！お疲れ様でした！ (2015年2月26日 0時) (レス) id: d1d8fb6e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲大我 | 作成日時：2015年2月10日 7時
