第100話 知らないよ ページ4
貴) …やっぱりね。
別に邪魔する気はないが、これがバレたら井伊に殺されるか、アタシに殺されるかのいずれにせよ死を選ぶ選択肢になるだろう。
どうやら、大江戸ヘブンフェスティバルにRockを演奏する者がいるようだ。手引きしたのは恐らく勝さんだろう。勝さんの味方をしている関所の奴らはその志士(ロッカー)達を通した後は、アタシから彼らに近づいた。
貴) ここまでの長旅ご苦労様です。
3人) ……。
貴) ここでは、お話ししたい事がお話しできないので場所を変えてもよろしいでしょうか?
総司は刀に手を置いている。ああ、敵と見なされたんだと実感した。トシ兄ぃはそれを抑えてアタシを睨みつけるが、桂は何故か悲しそうな顔をしてアタシを見つめると「行きましょう」と言ってアタシの目の前に立った。「此方です」と言って連れてきたのは城の裏。あまり人もいないし、ここを通る人間なんてそうは居ない。
沖田) こんなところに連れてきて、何がしたいわけ?
貴) 落ちたわね、新選組。最高愛獲(トップアイドル)から一気に…。
そこまで言うとトシ兄ぃと総司は、アタシを睨みつけ、殺気まで出していた。
やめて。そんな目でアタシを見ないで。
そんな思いをより一層感じたのは、桂の怒りを含んだような悲しい顔。好きな人が悲しい顔をしているのを見ていると、何か力になりたいと思うが、それを抑え込んで話を続ける。
貴) ところで、人数が足りませんが…何かあったのですか?
そう聞くと、3人の顔が険しくなる。
沖田) 姉さんが仕組んだんじゃないの?トサカくんとスカシくんが脱退したのをさ…。
貴) ……さぁ、どうでしょうね。
知らないよ。そんな事があったなんて…。
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東雲大我(プロフ) - えっすん@厨ニ病さん» 最後までお付き合いいただきありがとうございます。な、泣きながらですか?!おお…そこまで感動作になるとは…。感動作(?)のつもりではなく、もう前作より悲しい作品書いてやろうって勢いが伝わって良かったです。文才無いのでヒヤヒヤしました(^^;; (2015年3月2日 4時) (レス) id: 8306ee9666 (このIDを非表示/違反報告)
えっすん@厨ニ病(プロフ) - お疲れさまでした!あいつら…面白ェ…のときから読んでます!最後の方は泣きながら読みました。次回も楽しみにしてます!本当にお疲れさまでした! (2015年3月1日 23時) (レス) id: a3394dd02e (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - ミルキィさん» 最後までお付き合いいただきありがとうございます。実はギンの容姿を載せようと考えております。イメージと違うな…とご期待に添えないかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。 (2015年2月26日 1時) (レス) id: 8306ee9666 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキィ - この作品最高です!もうギンの立場とか涙がとまらなくて幸せになれて良かったです!お疲れ様でした! (2015年2月26日 0時) (レス) id: d1d8fb6e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東雲大我 | 作成日時:2015年2月10日 7時