幼馴染は…【草津錦史郎】Part3

#138 暇なヤツ ページ40

怪人も、よほど暇なんだろう。


怪人) 貴様らに、俺の苦しみを味わってもらうぞ！



今日で二回目だ。


呆れた私は、制服のブレザーが変身したことによって脱げないことを確認する……ボタンは外せるようだ……よし、イケる。
助走をつけて、その怪人に向かって蹴りを食らわす。

貴) あーーした 天気に！ なぁぁぁあ、れっ！

怪人は勢いよく吹っ飛んでいった。そう、今日２回目の怪人は下駄怪人だった。来るなり音を立てて歩くもんだから、すぐに僕達は攻撃態勢に入れたけど……なんやかんやで面倒(性格面)な怪人だったから、思いっきり蹴っ飛ばしてやった。悲鳴を上げながら落下してくる怪人は、仰向けになる状態で動かなくなった。

貴) お、明日は晴れか。

怪人) お、おのれぇ……

貴) もう一回やるか？

エピ) いや、結構です。

止めてきたのはエピナールだった。なんか可哀想だからやめてあげて……との事だった。怪人を許せなんて、無理に決まってる。だって悪いヤツなんだよ？器物破損してるんだから。

セル) あとはスカーレットに任せて、さっさと終わらそうぜ。

ヴェス) まあ、そんな事言わなくてもやってくれたけど……

スカ) 終わったっすよー！

貴) はーい、お疲れ様。じゃあ、お茶会するよー

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