幼馴染は…【草津錦史郎】Part3

#137 お茶会 ページ39

防衛部) ごめんなさい！

ドッキリ大成功ー！！なんて喜んでいたら、皆がなんか土下座してた。命乞いをされてるみたいで、僕が悪役みたいじゃん。

貴) 何、どうして謝るの？

鬼怒川) 余計な事したから。

由布院) 女だって疑ったら、本当だったから。

鳴子) 女性に守られていたことに気付かずにいたからです。

蔵王) 女だって分かった瞬間、恥ずかしくなりました。

ユモト) 特に何もないッス！

貴) え、そんなこと？あと、ユモトは正直すぎ。

防衛部って、いい人ばっかりなんだよね。アツシは昔から優しいし、エンはダラけてるけど、実はやる時はやる人。金だ金だと言ってるイオだって、リュウのこと大事に思ってるし。女の子が〜みたいなこと毎日口にしてるリュウだって、実はイオが大切だったりする？んだよね。普段は突飛な行動を見せるユモトだって、純粋で忘れてたことを思い出してくれるしね。

鳴子) そんなことって……許してくれるんですか？私たちが距離をとったこととか、、、

貴) だって、仕方ないでしょ？誰だって驚くよ。得た情報が間違いだって気付いたらさ。てか、いつまで土下座してるのさ。

5人は慌てて顔を上げると、2年二人の目が泳いでいた。どんだけ気にしてたのよwww

貴) でも、僕も皆と距離を置くような態度してごめんね。だから、お互い様って事で……って行きたいけど、何処かで怪人が暴れてるみたいだよ？

静電気のような刺激が、何度も何度も手首を刺す。とりあえず、変身して倒していこうよ。こんな時に……と空気を読まない怪人に対して呆れているメンバーも何人かいるけど、変身した。行くぞ！と声を上げるエピナールに続いておお！と返した後、みんなを呼び止めた。

貴) これが終わったら、みんなでお茶会しない？

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