第89話 呼び出し ページ10
原田) 松原、土方さんが呼んでいたぞ?
なんとか沖田を振り払って楽になったってのに、土方さんから呼び出しくらった…。
俺は返事をして土方のいる部屋へ行こうとした
藤堂) 松原、沖田さんが探してたぞ?
このタイミングはなんだよ。てか探してんのかよ。見つからないように行かねぇとな。
一言お礼を言ってから、俺はその場から去る。
とりあえず、まずは土方の部屋へ。
貴) 松原Aです。
入っていいと返事が来たので、失礼しますと言って襖を開けると…
沖田) 遅かったね。待ってたんだよ?
貴) すみません、部屋間違えました。
今間違いなく沖田が居た。土方の部屋に沖田も居た。…ここは腹くくって行くしかねぇ!
俺は思い切り襖を開けて、土方とあいむかいになって座った。土方はすぐに話にはいった。
土方) 実はなA、お前の所属する隊を決めていたんだが、お前は1番隊に入ってもらう。
はい?い、1番隊?ということは…。
俺はおそるおそる1番隊隊長の沖田を見る。
沖田は笑顔で俺を見ている。怖ェェ…。
すると、沖田はひらひらと書状を揺らす。
沖田) 実はさ、近藤さんの部屋から面白いの見つけちゃってさ。井伊と会ったでしょ、昔。
貴) 15の時にスカウトされました。まあ、断りましたけど。それと何か関係があるんですか?
土方) この書状に、Aの事が書いてあるんだ。「松原Aはいずれ新選組に加わるだろう。」とな。
貴) そういや、あん時会ってから俺が年取るごとに毎回毎回俺のとこに来て、歌を歌えばもう来ないって言ってたから歌って…。それからこなくなって…。
沖田) おかしいとは思ったんだよね。大舞台(オーディション)を受けてないのに、新選組に入っちゃうなんてさ。井伊がスカウトして、知らない間にテストして、同志にもならないようにして、今となったら1番隊の愛獲だしね。
通りで、周りの目が痛いわけだ。
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(*^^*) - とても面白いです!やっとくっついてくれましたね♪次も楽しみにしてます (2014年9月3日 20時) (レス) id: 29fcbc05a1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - emiliaさん» そうですね…。今、話を考えていたりするんですけど、とにかく振りまわされますよ^ ^ 楽しみにしててくださいね。コメントありがとうございます。 (2014年9月2日 21時) (レス) id: c5646e003c (このIDを非表示/違反報告)
emilia(プロフ) - やっとくっつきましたね♪続きが気になります、これからも更新頑張ってください!楽しみに待っています!!!(*≧∀≦*) (2014年9月2日 7時) (レス) id: 3ae1f74151 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - 自由さん» マ、マジですか…!感謝するのはこちらの方です。何度も読み返してくれるのはとても嬉しいです。ありがとうございます!!もっと幕末Rockが好きになるように頑張ります!!! (2014年8月31日 19時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
自由 - ありがとうございます! 貴女の小説のおかげで、幕末ROCKがもっと好きになりました!!感謝してもしきれないです!とても面白い作品で、暇があれば何度も読み返しちゃいます!!続き楽しみにしています、更新がんばってください!! (2014年8月31日 17時) (レス) id: 933404ffa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東雲大我 | 作成日時:2014年8月23日 7時