第88話 離れろ ページ9
貴) 土方サン…沖田サンガ離レナイデス…。
なんとか沖田を起こして体操に間に合ったが、何をするにも俺について来る。俺なんかした？
貴) どけ、アホ毛。着替えまで一緒に居るとかないぜ。
土方) 総司、Aは女なんだぞ。
高杉) お前らどっか他所でやれ‼︎
あ、ちなみに俺達はテラーダにいる。隊士には俺が女だって言ってねぇし、知られたくねぇし。だったら事情知ってる奴らの所行きませんか的なノリで。
沖田) スカシくんうるさい。
高杉) んだとゴルァ‼︎Aから離れろ‼︎
貴) 俺を挟んで喧嘩すんのやめろ‼︎
って言っても2人はやめなかった。それどころか沖田がおもちゃを取られないように守る子供のような行動をとった。強く抱きしめている為か、すげぇ痛い。
貴) は、離せ…このアホ毛……。
沖田) ヤダ。女の子の言葉遣ったら離してあげる。
離す条件おかしいだろ。でも、離してくれるんなら遣うしかない。沖田に後ろから抱きしめられてるのだが、体制がかなりきつい。この状態から早く抜け出したい。
龍馬) なぁんじゃ、ソウちんはAが好きなんじゃな！シンディに取られたくないから…
沖田) トサカくん？今度妙なこと言ったら…斬るよ？
やっと俺から離れてくれた！龍馬、ナイス…って言ってやりたいが、龍馬助けねぇと…。
龍馬に向かっていつ抜いたかも分からなかった刀の先を龍馬の喉元に向けていた。
桂) 沖田くん、やめてくださいっ！
土方) 総司、刀をしまえ。
2人が止めに入るが、どうやら沖田の耳には入っていないようだ。2人は俺を見て行ってこいと俺に視線を送る。
貴) 総司！すぐに刀を抜かないの‼︎土方さんにそれで説教されたじゃな……ぃ…。
いつ鞘におさめたのか知らないが俺の前に立ち、ニヤッと笑い沖田の顔が近づいた。
沖田) よく出来ました。まだ物足りないけど離してあげる。
桂) それよりAさん、あの口調は…。
そんなもんヤケクソに決まってる。女の子の言葉遣ってくれたら離してくれると思ったからだ。名前呼びは…ただ呼んでみただけ。
問題が解決したところで俺達は帰ることにした。龍馬に一言謝ってテラーダをあとにした。
貴) また来るからなー！
高杉) もう来るなーー‼︎
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(*^^*) - とても面白いです！やっとくっついてくれましたね♪次も楽しみにしてます (2014年9月3日 20時) (
レス) id: 29fcbc05a1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - emiliaさん» そうですね…。今、話を考えていたりするんですけど、とにかく振りまわされますよ^ ^ 楽しみにしててくださいね。コメントありがとうございます。 (2014年9月2日 21時) (レス) id: c5646e003c (このIDを非表示/違反報告)
emilia(プロフ) - やっとくっつきましたね♪続きが気になります、これからも更新頑張ってください！楽しみに待っています！！！(*≧∀≦*) (2014年9月2日 7時) (レス) id: 3ae1f74151 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - 自由さん» マ、マジですか…！感謝するのはこちらの方です。何度も読み返してくれるのはとても嬉しいです。ありがとうございます！！もっと幕末Rockが好きになるように頑張ります！！！ (2014年8月31日 19時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
自由 - ありがとうございます！ 貴女の小説のおかげで、幕末ＲＯＣKがもっと好きになりました！！感謝してもしきれないです！とても面白い作品で、暇があれば何度も読み返しちゃいます！！続き楽しみにしています、更新がんばってください！！ (2014年8月31日 17時) (レス) id: 933404ffa7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：東雲大我 | 作成日時：2014年8月23日 7時
