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第126話 何者だ ページ49

今の状態じゃテラーダに帰れない。そう考えた俺はテラーダの近くにある宿屋に泊まった。星がよく見える部屋で窓から星を見ていた。
総司はこの空を見ているのだろうか。そんな事を思いながら浮かんでいる月を掴むように手を伸ばす。

貴) 龍馬達が頑張ってんのに…俺は…。

左目の上にある傷が少し痛む。明日は幕府がバックについていての雷舞でお客さんもたくさん来る。認め始めたRockをもっとたくさんの人に伝えるチャンスでもある。だが、俺にとってはあんな舞台慣れしたようなRockを聴いているのは正直嫌だし、あんな刺激のないRockを聴きたくもない。

⁇) お前さんは、彼奴らをどうしたい?

貴) どっから入ってきたんだよ。カツのおっさん。てかなんで居んだよ。

知らない間に俺の泊まっている部屋にいたカツのおっさん。おっさんとは酷いなと笑いながらドカッと座布団の上に座った。俺は体をおっさんに向けてご用件は?と問った。

カツ) お前さんは彼奴らのやり方が危なっかしい事に気づいてるんだろう?

貴) 危なっかしいって発想はないが、まあそうだな。今の龍馬達は見てられないし、間違ってると思っている。

俺が頭痛を起こした原因ははっきりしてはいないが、龍馬達が雷舞をする時にだけ起こるということは、龍馬達が聴かせているのはRockではないということになる。と少し詳しくおっさんに話した。

カツ) ほほう、お前さんの耳はRockかを聴き分けることができるのか。

顎を撫でながら言うと俺の耳を引っ張り始めた。そんなことしたって何もわかんねぇだろうがよ。その手をはらっておっさんを睨んだ。

カツ) そんな目で見ないでくれよ。松原 A。死んだと聞いていたがまさか生きt…

俺は隠し持っていた小刀を抜いておっさんの喉元スレスレで止めた。こいつは、幕府の人間だとわかったからだ。俺の情報は幕府が何故か厳重に管理している為に表では死んだと言っている。その情報は幕府の人間と俺しかいない松原家の人間と…弥太郎と龍馬だけだ。

貴) おっさん何者だよ。その情報を何処で耳にしたんだ?

カツ) 俺か?俺はな…。

総司) 続編だよ→←第125話 特別な夜 −総司side−



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設定タグ:幕末Rock , 恋愛 , 妄想   
作品ジャンル:アニメ
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(*^^*) - とても面白いです!やっとくっついてくれましたね♪次も楽しみにしてます (2014年9月3日 20時) (レス) id: 29fcbc05a1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - emiliaさん» そうですね…。今、話を考えていたりするんですけど、とにかく振りまわされますよ^ ^ 楽しみにしててくださいね。コメントありがとうございます。 (2014年9月2日 21時) (レス) id: c5646e003c (このIDを非表示/違反報告)
emilia(プロフ) - やっとくっつきましたね♪続きが気になります、これからも更新頑張ってください!楽しみに待っています!!!(*≧∀≦*) (2014年9月2日 7時) (レス) id: 3ae1f74151 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - 自由さん» マ、マジですか…!感謝するのはこちらの方です。何度も読み返してくれるのはとても嬉しいです。ありがとうございます!!もっと幕末Rockが好きになるように頑張ります!!! (2014年8月31日 19時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
自由 - ありがとうございます! 貴女の小説のおかげで、幕末ROCKがもっと好きになりました!!感謝してもしきれないです!とても面白い作品で、暇があれば何度も読み返しちゃいます!!続き楽しみにしています、更新がんばってください!! (2014年8月31日 17時) (レス) id: 933404ffa7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:東雲大我 | 作成日時:2014年8月23日 7時

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