第121話 プロデュース ページ44
弥太郎が嬉しそうに控え室に入ってきた。雷舞は大成功でここのオーナーも明日も頼むと言ってくれたそうだ。龍馬はその知らせを喜んだが、高杉はそれを良しとは思っていないようだ
桂) いいんじゃないですか?全ての人生は実験だと思えば、実験すればする程上手くいく可能性も高まりますし。
土方) 俺も賛成だ。Rockは奥が深い、極める為にも演奏する機会は大切にしたい。
貴) ほんっと真面目ですね。そんな真面目過ぎると、Rockの本来の楽しみわかりませんよ?
そう言うと土方に睨まれる。それを笑顔で怖いなぁと返すと総司に似てきたな。と言われた。それは褒めてるんですか?少し笑顔で言ってますけど。
総司) 了解。ただし楽しむからね、僕は。
高杉) ークソッ、やらない後悔よりやった後悔だ!
貴) 決まりだな。俺も龍馬達のRockが聴けて嬉しいし、もっと上手くなって欲しい。俺も賛成。
弥太郎) でしたら、皆さんのマネジメントはこの岩崎弥太郎にお任せを。これからどんどん演奏の場を用意するぜよ!
胸を叩いてそう言う弥太郎。頼もしい商人がいてよかったな、龍馬…皆。
それからは、雷舞ばかりで龍馬達は一気に忙しくなった。俺は付き添い兼用心棒として龍馬達の側に居た。だが、龍馬達が演奏出来るようになって心待ちにしていた筈なのに、天歌(ヘブンズソング)ではないのに、頭痛がした。
今日も雷舞だった。今日も頭痛がした。日に日に頭痛は酷くなり今日は何時もより痛かった。少し強めの頭痛薬を買って飲むほどで、頭痛の原因も分からなかった。大抵の理由は天歌(ヘブンズソング)か不協和音かのどちらかなのだが、それには該当しなかった。じゃあ何故?
弥太郎) お疲れちゃんじゃ、今日もますくっちーず最高だったぜよ
貴) あ、あのさ…!
頭痛の事を言おう。そう思い龍馬達に声をかけた瞬間、控え室の戸が思い切り開かれた。そこには役人共がいた。くっそ、こんなタイミング悪い時に…!
役人) ますくっちーずだな?
高杉) チィッ…何の用だ‼︎
役人) 幕命により、本日より我等がお前達をプロデュースする‼︎
は?はぁぁぁぁぁぁぁ⁈どう言う風の吹きまわしだゴルァァァァ‼︎
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(*^^*) - とても面白いです!やっとくっついてくれましたね♪次も楽しみにしてます (2014年9月3日 20時) (レス) id: 29fcbc05a1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - emiliaさん» そうですね…。今、話を考えていたりするんですけど、とにかく振りまわされますよ^ ^ 楽しみにしててくださいね。コメントありがとうございます。 (2014年9月2日 21時) (レス) id: c5646e003c (このIDを非表示/違反報告)
emilia(プロフ) - やっとくっつきましたね♪続きが気になります、これからも更新頑張ってください!楽しみに待っています!!!(*≧∀≦*) (2014年9月2日 7時) (レス) id: 3ae1f74151 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - 自由さん» マ、マジですか…!感謝するのはこちらの方です。何度も読み返してくれるのはとても嬉しいです。ありがとうございます!!もっと幕末Rockが好きになるように頑張ります!!! (2014年8月31日 19時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
自由 - ありがとうございます! 貴女の小説のおかげで、幕末ROCKがもっと好きになりました!!感謝してもしきれないです!とても面白い作品で、暇があれば何度も読み返しちゃいます!!続き楽しみにしています、更新がんばってください!! (2014年8月31日 17時) (レス) id: 933404ffa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東雲大我 | 作成日時:2014年8月23日 7時