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第114話 それって… −沖田side− ページ36

沖田) ここでいいのかな

月が雲に隠れて足元が見えるくらいの暗さだった。土方さんに呼ばれて来たんだけど、その姿はどこにも見当たらない。

沖田) 土方さーん、何処かに隠れてるんですか?

返事がない。すると足音が前から聞こえてきた。やっと土方さんが来たのかと思うと、うっすら見える影からはとても小柄な土方さん(?)が目に映った。

土方?)アホ…沖田総司!

この人、土方さんじゃないね。小柄の時点でおかしいとは思ったけど。僕の事を「アホ毛」と言おうとして言い直したことから、僕を呼び出したのは土方さんではなく…。

沖田) こんなとこでなにしてるの?A。

そう聞くとさっきまで雲に隠れていた月が顔を出した。そして、Aを照らしたのは良いが少し驚いてしまった。僕の前に現れたAは隊服ではなく、昨日トサカくんの給金で買った服を着ていたから。お世辞無しで似合っていた

貴) お前に…伝えたいことがある…じ、実は、好きな人がいてな…。

沖田) それは僕に伝えなきゃいけないこと?

Aはコクコクと頷き、話を進める。
下を向きながらボソボソと何かを言っている。ていうか、初耳なんだけど。Aに好きな人いたんだ。でも、僕じゃない自信がある。
彼女は僕が嫌いだと言っている。それなのにこんなとこまで呼び出して話すことでもないと思う。そんなの皆の前で言えばいい事なのに。
すると、いきなりAが顔をあげて僕を見る

貴) お、俺は…、お前が…アホ毛が、好き…。だ、だから…つ、付き合って、くれませんか?

え?どう言う事?僕を嫌いだと言っていた人間が、僕の事が好き?待って、話が見えない。
何が何だかわからない。好きって、付き合って下さいって…。

沖田) それって、告白?

Aは頷いた。
嬉しかった。本当に好きな人に好きと言われるのはここまで嬉しい事なのか。僕はAの近くに行くと、何故か少し泣きそうな顔をしているAを抱きしめて、僕の想いを伝えた。

沖田) 僕も、Aの事が好きだよ。

第115話 愛してやるよ→←第113話 一生叶わない



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設定タグ:幕末Rock , 恋愛 , 妄想   
作品ジャンル:アニメ
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(*^^*) - とても面白いです!やっとくっついてくれましたね♪次も楽しみにしてます (2014年9月3日 20時) (レス) id: 29fcbc05a1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - emiliaさん» そうですね…。今、話を考えていたりするんですけど、とにかく振りまわされますよ^ ^ 楽しみにしててくださいね。コメントありがとうございます。 (2014年9月2日 21時) (レス) id: c5646e003c (このIDを非表示/違反報告)
emilia(プロフ) - やっとくっつきましたね♪続きが気になります、これからも更新頑張ってください!楽しみに待っています!!!(*≧∀≦*) (2014年9月2日 7時) (レス) id: 3ae1f74151 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - 自由さん» マ、マジですか…!感謝するのはこちらの方です。何度も読み返してくれるのはとても嬉しいです。ありがとうございます!!もっと幕末Rockが好きになるように頑張ります!!! (2014年8月31日 19時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
自由 - ありがとうございます! 貴女の小説のおかげで、幕末ROCKがもっと好きになりました!!感謝してもしきれないです!とても面白い作品で、暇があれば何度も読み返しちゃいます!!続き楽しみにしています、更新がんばってください!! (2014年8月31日 17時) (レス) id: 933404ffa7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:東雲大我 | 作成日時:2014年8月23日 7時

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