第110話 売れない ページ32
貴) あ、おーい!龍馬ー‼︎
手を振ると振りかえしてくれた。
急ぎ足で土方・沖田・俺は龍馬達のところに行く。
桂) これで全員揃いましたね。では行きましょうか
これから音合わせをする為に龍馬達が幕府に見つからないように練習している”雷舞小屋”へ移動している。雑談をしながら歩いているとすぐについた。それぞれの担当につき、音合わせを開始する。俺は客として聴いている。曲が終わると拍手をする。
龍馬) 久々の音合わせじゃな
桂) この後は組(バンド)名について相談しましょう
龍馬) サカモッチーズに決まりじゃ!
高杉) テメェいい加減にしろ‼︎
貴) もっとカッコイイ名前があると思うぞー!
高杉とともに反対すると龍馬は話を聞いている桂達に救いを求めるが、誰も龍馬を救おうとはしなかった。
すると上から物音がして誰かが落ちてきた。
それは、お龍さん達だった。
−−−−−−−−−−
龍馬) 何ぃ⁉︎幕府の刺客じゃとぉ⁉︎
沖田) 通りで、バイトにしては役立たずだと思ったんだ。Aが全部カバーしてたし。
役立たずってお前なぁ…。俺はため息をつく。
って、俺の名前ださないでくれるか?バレるだろ。
高杉) こんな奴ら使うとは、幕府もネタ切れか?
すると、沖田が刀を抜こうとした。お龍さんを除いた3人(メガネの人誰だよ)は怯える。
龍馬) お龍さん、なんか事情があるんじゃろ?全部話してくれ。
お龍) 事情も何もないさ。あたし等はアンタ達を暗殺して「紅白饅頭歌合戦」のステージに立つつもりだったんだ。
高杉) はぁ⁉︎
紅白饅頭歌合戦ってすげー有名な番組じゃねぇか。てことはこの人達…って
桂) では、貴女達は愛獲(アイドル)なのですか?
メガネ) 売れない、がつきますけどね。
暗黒組の暗黒桜桃隊(ダークチェリーズ)。聞いたことがあるでしょう?沖田さん、土方さん。
そういえば、と沖田が言う、俺には何が何だかわからず土方に聞くと答えてくれた。
土方) 幕府所属の愛獲三娘(アイドルユニット)は、人気順にクラス分けをされている。百合組・牡丹組。その最下位が暗黒組だ。
おうの) こういうことでもしないと、アタシ達崖っぷち愛獲はステージに立てないんですぅ‼︎
泣きながらそう言うおうのちゃん。崖っぷち愛獲って大変なんだな…。でも、こんなに美人が揃っているのになんで売れないんだろ。
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(*^^*) - とても面白いです!やっとくっついてくれましたね♪次も楽しみにしてます (2014年9月3日 20時) (レス) id: 29fcbc05a1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - emiliaさん» そうですね…。今、話を考えていたりするんですけど、とにかく振りまわされますよ^ ^ 楽しみにしててくださいね。コメントありがとうございます。 (2014年9月2日 21時) (レス) id: c5646e003c (このIDを非表示/違反報告)
emilia(プロフ) - やっとくっつきましたね♪続きが気になります、これからも更新頑張ってください!楽しみに待っています!!!(*≧∀≦*) (2014年9月2日 7時) (レス) id: 3ae1f74151 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - 自由さん» マ、マジですか…!感謝するのはこちらの方です。何度も読み返してくれるのはとても嬉しいです。ありがとうございます!!もっと幕末Rockが好きになるように頑張ります!!! (2014年8月31日 19時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
自由 - ありがとうございます! 貴女の小説のおかげで、幕末ROCKがもっと好きになりました!!感謝してもしきれないです!とても面白い作品で、暇があれば何度も読み返しちゃいます!!続き楽しみにしています、更新がんばってください!! (2014年8月31日 17時) (レス) id: 933404ffa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東雲大我 | 作成日時:2014年8月23日 7時