第106話 如何ですか? ページ28
貴) えと…寒色系で動きやすそうな服は…。
お登勢) Aちゃん、これなんてどう?
渡されたのは暖色系の、しかも1番苦手な桃色のとても動きにくそうな服だった。
俺が探しているのは「寒色系で動きやすい服」で、丈夫で軽い感じ…だな。
貴) えと…もっと違うやつないですかね。
桂) では、これとかどうです?
桂に渡されたのは、これまた暖色系(黄色)で、見事に動きにくそうな…服だった。
で言うか、男性ってこーゆー暖色系の服着てる人が好きなのか?龍馬も高杉も同じく暖色系に近い色の服を持ってくる。
貴) お、俺は「寒色系で動きやすい服」が欲しくて…それでいて、綺麗で丈夫で軽い布でできたやつがいいな、なんて…
⁇) それでは、これは如何ですか?
後ろから渡されたのは紫の布に青い蝶が織られているもので、丈夫で軽い。それを試着し、屈伸や跳躍をすると手で持った時より軽く感じた。一気にこれが欲しくなったが、値段がはるかに高い。溜息をついて後ろに居るであろう勧めてくれた人に返そうと振り返った瞬間…。
貴) お、お前は!アホ毛‼︎
龍馬) おお、ソウちん‼︎何故ここに?
沖田) 僕等の用心棒さんを連れ返しに来たんだ。
沖田は笑顔で言う。だが、何時もの笑顔でなくて少し違う感情がある。俺もよくわからないが嫉妬しているような…感じだ。
高杉) なんでココに居るって事がわかったんだ?
土方) Aがいくらなんでも遅いものだからな。様子を見に行こうとテラーダに行こうとした途中に此処に居るお前たちを見つけた。
沖田) それで今、Aが着てるやつを選んであげたんだよ。ちょっと僕のシュミ入ってるけどね。気に入ったようで嬉しいよ。
沖田はこーゆーのが好きなのか?てかコレ、アホ毛が選んだのか‼︎試着している服を見る。俺はこれに決めたのだが…とにかく高い。なので諦めようとすると…。
お登勢) 龍ちゃんのお給金から買うから大丈夫よ!
ええ⁉︎龍馬の給金から⁉︎それはいくらなんでも酷いじゃないですか…。だが、龍馬は俺が綺麗になる為なら仕方ないと言った。
沖田) はい、買い物終了。さ、帰るよA。
俺は持ってきてきた隊服に着替えてから、沖田に腕を引かれてその場を離れた。俺は龍馬達に礼を言って、またな。と手を振った。
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(*^^*) - とても面白いです!やっとくっついてくれましたね♪次も楽しみにしてます (2014年9月3日 20時) (レス) id: 29fcbc05a1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - emiliaさん» そうですね…。今、話を考えていたりするんですけど、とにかく振りまわされますよ^ ^ 楽しみにしててくださいね。コメントありがとうございます。 (2014年9月2日 21時) (レス) id: c5646e003c (このIDを非表示/違反報告)
emilia(プロフ) - やっとくっつきましたね♪続きが気になります、これからも更新頑張ってください!楽しみに待っています!!!(*≧∀≦*) (2014年9月2日 7時) (レス) id: 3ae1f74151 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - 自由さん» マ、マジですか…!感謝するのはこちらの方です。何度も読み返してくれるのはとても嬉しいです。ありがとうございます!!もっと幕末Rockが好きになるように頑張ります!!! (2014年8月31日 19時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
自由 - ありがとうございます! 貴女の小説のおかげで、幕末ROCKがもっと好きになりました!!感謝してもしきれないです!とても面白い作品で、暇があれば何度も読み返しちゃいます!!続き楽しみにしています、更新がんばってください!! (2014年8月31日 17時) (レス) id: 933404ffa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東雲大我 | 作成日時:2014年8月23日 7時