第102話 考えちまう ページ24
朝の散歩。今日はテラーダコース。テラーダの前を通りかかった時にお登勢さんが店から出てきた。
貴) 新しいバイト仲間…?
お登勢) そうなのよ、そこでねAちゃんにも紹介したいから今からマツちゃんになってくれないかしら。
どうやら3人来るようだ。ちなみに全員女性。
龍馬達にもバイト代払って、その3人にも払って…バイトじゃないのに俺にも払って…。
俺はただのお手伝いさんとして此処で働いてるんだけどな…。
お登勢) ささ、早く着替えて着替えて!龍ちゃん達を起こしてきてちょうだい。
貴) えっ…ちょ!わ、分かりましたから‼︎てか龍馬達を起こすんですか⁉︎まだ早いですよ?
お登勢) いいのよっ!朝っぱらから男は働くものなのよ。覚えておいた方がいいわよ。
龍馬たち、こき使われてんだな。俺は返事をして更衣室でマツに変身した。長い黒髪に寒色系のお登勢さんがくれた綺麗な着物。慣れていないが薄く口紅を塗って、松原Aからマツへとなった。その後にお登勢さんに少し化粧を直してもらう。口紅なんて人生初だからな。
貴) あの、お登勢さん。俺はバイト代いらないんで払わないでいいですよ?
お登勢) 何言ってんのよ。Aちゃんは女の子でしょう?だったら化粧道具の一つや二つ持ってるのが普通でしょ。それに、たまには可愛い服も着て、好きな人に振り向いてもらいなさい。
好きな人…か。
目を閉じて浮かび上がった人物は、沖田……って‼︎なんであいつなんだよぉぉぉぉ‼︎‼︎
お登勢) うふふ、もしかして…おきt……
貴) ち、ちち、違いますよ!なんであんな奴…
顔が熱い。おそらくお登勢さんに映っている俺は顔が真っ赤で、おまけに耳が赤いのだろう。
俺が沖田の事が好きなんてあるはずない。でも…たまに贔屓(ファン)に「会いたかった」だとか「好きだよ」などの嘘でしかない言葉を聞くだけでも、俺には言ってくれないのに…と思ってしまう時がある。
貴) 沖田には好きな人がいるんですよ?…黒髪の女性が好きだって…。
俺の髪は黒髪なのに短い。伸ばしてみようかな…そしたら沖田も振り向いてくれるかな?
貴) って、俺の馬鹿!あいつは大っ嫌いなんだ
よ‼︎
でも、考えちまうんだよな。沖田の事。
第103話 新しいバイト仲間→←誤解のないように by東雲大我
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(*^^*) - とても面白いです!やっとくっついてくれましたね♪次も楽しみにしてます (2014年9月3日 20時) (レス) id: 29fcbc05a1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - emiliaさん» そうですね…。今、話を考えていたりするんですけど、とにかく振りまわされますよ^ ^ 楽しみにしててくださいね。コメントありがとうございます。 (2014年9月2日 21時) (レス) id: c5646e003c (このIDを非表示/違反報告)
emilia(プロフ) - やっとくっつきましたね♪続きが気になります、これからも更新頑張ってください!楽しみに待っています!!!(*≧∀≦*) (2014年9月2日 7時) (レス) id: 3ae1f74151 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - 自由さん» マ、マジですか…!感謝するのはこちらの方です。何度も読み返してくれるのはとても嬉しいです。ありがとうございます!!もっと幕末Rockが好きになるように頑張ります!!! (2014年8月31日 19時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
自由 - ありがとうございます! 貴女の小説のおかげで、幕末ROCKがもっと好きになりました!!感謝してもしきれないです!とても面白い作品で、暇があれば何度も読み返しちゃいます!!続き楽しみにしています、更新がんばってください!! (2014年8月31日 17時) (レス) id: 933404ffa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東雲大我 | 作成日時:2014年8月23日 7時