第101話 傷 ページ22
貴) 未だにその傷は残ってるぜ。
そう言って俺は隊服の上を脱ぐ。沖田は驚いていた。ほとんどは寺子屋での虐められた時のもので、痣や切り傷などがまだ残っている。
もうひと昔も前の傷なのにのこっているのだ。
隊服を着てから額に手を当てる。
貴) あとさ、髪の下にも尖った石が当たってさ…縫った痕とかあんだよね。
左の上げていない髪を手でかき上げる。まだ痛むくらいに重症だったみたいだ。沖田は黙っている。話は終わったし帰ろうとすると沖田に呼び止められた。
沖田) よく笑ってられるね。それに、僕は男なんだよ?隊服脱ぐとか信じらんない。どういう神経してんの?
貴) さらしはとってねぇから大丈夫だろ?
沖田) そういう問題じゃないよ。異性のいる前で服脱ぐとかあり得ないから。頭がぱっくり割れたからそこから菌が入っておかしくなったんじゃないの⁈
何で怒ってんだ?こいつ。訳わかんねぇ…。
まぁでも、俺も疑問だった。何故沖田の前で脱いで、傷を見せたのか。腕にも傷はある。だったらそれを見せればいいことだ。何故…?
沖田) でもさ、よく生きてたよね。そこは褒めてあげる。Aの馬鹿みたいな生命力には参っちゃうよ。
貴) そりゃどーも。馬鹿は余計だけどな。
二時間と思っていたがもうすぐ自由時間になる。今日はテラーダの手伝いは不要とのことなので、のんびりすることにした。
沖田) のんびりする時間あるなら、自主練しなよ。
貴) ……じゃあ、土方さんからもらったメニューする
沖田) まだ終わってなかったんだね
クスクス笑う沖田を見ていると、前はイラついたのに今はそんな感情がない。逆に、安心した
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(*^^*) - とても面白いです!やっとくっついてくれましたね♪次も楽しみにしてます (2014年9月3日 20時) (レス) id: 29fcbc05a1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - emiliaさん» そうですね…。今、話を考えていたりするんですけど、とにかく振りまわされますよ^ ^ 楽しみにしててくださいね。コメントありがとうございます。 (2014年9月2日 21時) (レス) id: c5646e003c (このIDを非表示/違反報告)
emilia(プロフ) - やっとくっつきましたね♪続きが気になります、これからも更新頑張ってください!楽しみに待っています!!!(*≧∀≦*) (2014年9月2日 7時) (レス) id: 3ae1f74151 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - 自由さん» マ、マジですか…!感謝するのはこちらの方です。何度も読み返してくれるのはとても嬉しいです。ありがとうございます!!もっと幕末Rockが好きになるように頑張ります!!! (2014年8月31日 19時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
自由 - ありがとうございます! 貴女の小説のおかげで、幕末ROCKがもっと好きになりました!!感謝してもしきれないです!とても面白い作品で、暇があれば何度も読み返しちゃいます!!続き楽しみにしています、更新がんばってください!! (2014年8月31日 17時) (レス) id: 933404ffa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東雲大我 | 作成日時:2014年8月23日 7時