第96話 ザマァ ページ17
貴) 長い黒髪…か。
そんな贔屓(ファン)がいたのか。沖田が恋をするくらいの長い黒髪の女性が。昨日会ったらしいが、すぐに顔を隠してしまうらしい。
なんだよ、めっちゃ可愛いじゃねぇか‼︎そんなに顔隠すのか。小動物か?小動物なのかぁぁ⁈
…おっと、失敬。つい取り乱してしまった。
貴) それにしても、お前が恋するなんてビックリしたぜ。聞いた時は血の雨でも降るのかと…
ひどいなぁと沖田は笑う。性格悪くて、贔屓を子豚ちゃん呼びする奴が贔屓に恋するとかww
沖田) でもね、彼女は僕の事嫌いみたいなんだ。
一瞬、ザマァと言いそうになるも、その言葉を飲み込んだ。言ったら殺されるかもしんねーしな。驚いたことに沖田が嫌いな贔屓らしい。
じゃあなんで新選組雷舞を見に来ているのだろう。他に好きな人がいんのか?そいつに。
土方とか、藤堂とか…原田とか…。そこら辺?
沖田) でも、面白いんだ。雷舞に来るのに、ブスくれた顔をいつもして、友達に無理矢理連れて来られてるのかと思ったのけど、いつも一人でつまんなそうに見てるんだよね。
貴) お前の愛獲笑顔(アイドルスマイル)も効がねぇのか?
沖田は頷いた。珍しい贔屓もいるもんだな。
しかも逆の一方的な片想いとか…。切なすぎんだろ。どんなくらい可愛んだろ。会って話てみたい。沖田のどの部分が無理なのかをそいつと話してみてぇな。
今日は屯所の近道を見つけた。テラーダの手伝いで少し遅れても、近道を通ればギリギリ間に合う。
貴) へぇ…こんなに近いのか。覚えとこ。
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(*^^*) - とても面白いです!やっとくっついてくれましたね♪次も楽しみにしてます (2014年9月3日 20時) (レス) id: 29fcbc05a1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - emiliaさん» そうですね…。今、話を考えていたりするんですけど、とにかく振りまわされますよ^ ^ 楽しみにしててくださいね。コメントありがとうございます。 (2014年9月2日 21時) (レス) id: c5646e003c (このIDを非表示/違反報告)
emilia(プロフ) - やっとくっつきましたね♪続きが気になります、これからも更新頑張ってください!楽しみに待っています!!!(*≧∀≦*) (2014年9月2日 7時) (レス) id: 3ae1f74151 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - 自由さん» マ、マジですか…!感謝するのはこちらの方です。何度も読み返してくれるのはとても嬉しいです。ありがとうございます!!もっと幕末Rockが好きになるように頑張ります!!! (2014年8月31日 19時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
自由 - ありがとうございます! 貴女の小説のおかげで、幕末ROCKがもっと好きになりました!!感謝してもしきれないです!とても面白い作品で、暇があれば何度も読み返しちゃいます!!続き楽しみにしています、更新がんばってください!! (2014年8月31日 17時) (レス) id: 933404ffa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東雲大我 | 作成日時:2014年8月23日 7時