第93話 恋、だって ページ14
貴) 嫌いなはずなのに…。
お登勢さんの言っていた言葉が頭の中でリピートされている。沖田は帰ったようで今は1人だ
井伊) 松原の若当主…。何をしている。
だから若当主じゃねえよ。つか、当主でもねぇよ。こんな風に呼ぶのは奴しかいねぇよな。
貴) 大老さんじゃないですか。どうしました？
へらっと笑いながら井伊にかえす。外は暗いし奴の服は黒。同化してんじゃねえか！
井伊) お前に聞きたいことがある。
貴) 奇遇だな。俺も聞きたいことあるんだが…。今日はやめないか？また書状とかくれれば行くし。
急いでいるという理由で話を終わらせる。
それから俺は、屯所まで走った。
まさか、こんなとこで会うなんてな。いつも引きこもりみたいに念仏唱えたりしてんじゃねえかと思っていたが…今日は特別なのか？
そんなことを思っていると、屯所に着いた。
沖田) 遅かったね。待ってたよ
貴) なんだよ、寝てなかったのか。お前は井伊の術が抜けてねぇんだぞ？
沖田は首を横に振る。井伊の術の仕業ではないようだ。じゃあなんなんだ？
沖田) 恋、だって。
ん？恋…ってあの、恋ィィィィ⁉︎⁉︎
てか、マジかよ…沖田が恋してるとか…。
彼曰く、土方から渡された本に今沖田の身に起こっている症状がドンピシャのようだ。
これはめでたい話なのだが…気になることが一つ。
貴) 誰に恋してんだ？
沖田は答えようともせず、ただ笑うだけ。
教えるくらいイイじゃねぇかよ。
沖田) 長い黒髪が似合う人だよ。
ここでわかったこと、俺は振られた。
長い黒髪ではなく短い黒髪の俺は眼中にないようだ。
貴) 応援すんぞ、沖田。頑張れよ‼︎
沖田の背中を思い切り叩く。
貴) じゃあ、部屋に行くわ。またな！
俺の部屋に入った瞬間、涙が溢れ出た。
好きな人ができたことは嬉しいことであり、祝福するものなのだが、俺は心から喜べなかった
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(*^^*) - とても面白いです！やっとくっついてくれましたね♪次も楽しみにしてます (2014年9月3日 20時) (
レス) id: 29fcbc05a1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - emiliaさん» そうですね…。今、話を考えていたりするんですけど、とにかく振りまわされますよ^ ^ 楽しみにしててくださいね。コメントありがとうございます。 (2014年9月2日 21時) (レス) id: c5646e003c (このIDを非表示/違反報告)
emilia(プロフ) - やっとくっつきましたね♪続きが気になります、これからも更新頑張ってください！楽しみに待っています！！！(*≧∀≦*) (2014年9月2日 7時) (レス) id: 3ae1f74151 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - 自由さん» マ、マジですか…！感謝するのはこちらの方です。何度も読み返してくれるのはとても嬉しいです。ありがとうございます！！もっと幕末Rockが好きになるように頑張ります！！！ (2014年8月31日 19時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
自由 - ありがとうございます！ 貴女の小説のおかげで、幕末ＲＯＣKがもっと好きになりました！！感謝してもしきれないです！とても面白い作品で、暇があれば何度も読み返しちゃいます！！続き楽しみにしています、更新がんばってください！！ (2014年8月31日 17時) (レス) id: 933404ffa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲大我 | 作成日時：2014年8月23日 7時
