第92話 ムダよ ページ13
貴) ありがとうございましたー!
お登勢) Aちゃん…あ、マツちゃんだったわね。よく働いてくれて助かるわー♥︎
お登勢さんにも俺の正体を明かし、手伝いの時は「マツ」でそれ以外は「A」として大変だけど呼び方を変えてもらってる。
それは龍馬達にも協力してもらってる。
貴) なんかすみません。私の我儘で…。
お登勢) いいのよ、それと…マツちゃん。あたしに言うことあるんじゃなぁい?
身に覚えがない。俺が女だってことくらいしか言う事ないんじゃないの?その他に何も隠してないとおもうんだけど…。
考えるがなにも思いつかない…なんだ…?
お登勢) Aちゃん、質問するから答えて。
いきなりどうしたのだろう…。とりあえず、お登勢さんの質問に答えることにした。
お登勢) まずは、一緒にいると心地よいと思った人はいる?
貴) …いますね。
お登勢) その人に嫌われたい?
貴) 嫌いだけど…嫌われたくないですかね。
その後も質問は続いた。全ての質問を答え終わるとタイミング良く店の戸が開いた。
貴) いらっしゃいませー…って、沖田⁉︎
ちょうど客がいない状態だった。
俺は思わずお盆で顔を隠す。顔がめちゃくちゃ熱い…。この恰好で会うなんて…最悪だ…。
絶対笑われる…‼︎
沖田) へぇ…似合うね。それで毎日過ごせば?
うるさいくらいによく聞こえる沖田の声。お盆を沖田に奪われてしまった。ちょ…、いつ俺の前にいたんだ⁈
沖田) 可愛いと思うよ。A
か、わいい…?俺が?それとも女装してる時の俺が?わからない。てか、沖田ってこんなこという奴だったか⁈でも、なんか嬉しかった。
可愛いなんてあんま…てか言われたことない。
貴) ぁ…りがと…。
照れくさくて最初の「あ」が言えなかった。
沖田) 何それ。じゃあ、もうすぐ時間だから早く来てよ?
貴) 帰ってろ。井伊の術が抜けてないんだろ?
沖田はクスッと笑い外へと出て行った。
時計をみるとあと10分で22:00だった為すぐに着替えようとするが、そこでお登勢さんに止められた。
お登勢) もしかして、あの子が好きなの?
隠してもムダよ、今のAちゃん凄く嬉しそうな顔してる。
貴) そんな訳ないじゃないですか!彼は愛獲なんですよ?あ、お先に失礼しますね!
俺は急いで着替えてテラーダから出て行った。
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(*^^*) - とても面白いです!やっとくっついてくれましたね♪次も楽しみにしてます (2014年9月3日 20時) (レス) id: 29fcbc05a1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - emiliaさん» そうですね…。今、話を考えていたりするんですけど、とにかく振りまわされますよ^ ^ 楽しみにしててくださいね。コメントありがとうございます。 (2014年9月2日 21時) (レス) id: c5646e003c (このIDを非表示/違反報告)
emilia(プロフ) - やっとくっつきましたね♪続きが気になります、これからも更新頑張ってください!楽しみに待っています!!!(*≧∀≦*) (2014年9月2日 7時) (レス) id: 3ae1f74151 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - 自由さん» マ、マジですか…!感謝するのはこちらの方です。何度も読み返してくれるのはとても嬉しいです。ありがとうございます!!もっと幕末Rockが好きになるように頑張ります!!! (2014年8月31日 19時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
自由 - ありがとうございます! 貴女の小説のおかげで、幕末ROCKがもっと好きになりました!!感謝してもしきれないです!とても面白い作品で、暇があれば何度も読み返しちゃいます!!続き楽しみにしています、更新がんばってください!! (2014年8月31日 17時) (レス) id: 933404ffa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東雲大我 | 作成日時:2014年8月23日 7時