第91話 矛盾 −沖田side− ページ12
沖田) はぁ…はぁ…。Aに…抱きしめられた…?
心臓が外にいる人達に聞こえるんじゃないかと思うくらいうるさい。息苦しい。
土方) どうした、総司。
奥から土方さんが来た。朝の資料を役人に渡しに行ってきたらしい。僕の様子がおかしいことに気づいたらしく、駆け足で近寄った。
土方) まさか、井伊の術が…。
沖田) 違いますよ…さっきAに抱き締められた時に息苦しくなって…。
貴) あ、いたいた。アホ毛!
土方) A、総司に何したんだ?
お得意の(…て言うか癖)謎の威圧をかける土方さん。少し驚いてから口を開いた。
A曰く、なかなか刀をおさめない僕を見かねて、抱き締めれば正気になると思ったらしいが、僕がその場を走って行ってしまい機嫌を損ねたと思ったらしく、謝りに僕を探していたようだ。
貴) すみませんでした。まさかああなるとは思わなくて…。
深々と頭を下げる。反省しているようだけど、これは僕の行動が招いた誤解なんだから、Aが謝る必要はない。
大丈夫だと言うとAが顔を上げた。
すると、またAが僕を抱き締めたが、さっきとは違う。肩が上下に動いている。
沖田) もしかして…泣いてるの?
貴) うっせ…っ!嫌われたかと思ったんだよ…。あんなに不機嫌になるなんて思ってなかったんだよ…!
あれ?僕の事嫌いじゃなかったの?
63人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(*^^*) - とても面白いです!やっとくっついてくれましたね♪次も楽しみにしてます (2014年9月3日 20時) (レス) id: 29fcbc05a1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - emiliaさん» そうですね…。今、話を考えていたりするんですけど、とにかく振りまわされますよ^ ^ 楽しみにしててくださいね。コメントありがとうございます。 (2014年9月2日 21時) (レス) id: c5646e003c (このIDを非表示/違反報告)
emilia(プロフ) - やっとくっつきましたね♪続きが気になります、これからも更新頑張ってください!楽しみに待っています!!!(*≧∀≦*) (2014年9月2日 7時) (レス) id: 3ae1f74151 (このIDを非表示/違反報告)
東雲大我(プロフ) - 自由さん» マ、マジですか…!感謝するのはこちらの方です。何度も読み返してくれるのはとても嬉しいです。ありがとうございます!!もっと幕末Rockが好きになるように頑張ります!!! (2014年8月31日 19時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
自由 - ありがとうございます! 貴女の小説のおかげで、幕末ROCKがもっと好きになりました!!感謝してもしきれないです!とても面白い作品で、暇があれば何度も読み返しちゃいます!!続き楽しみにしています、更新がんばってください!! (2014年8月31日 17時) (レス) id: 933404ffa7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:東雲大我 | 作成日時:2014年8月23日 7時