第28話 松原のお嬢さん ページ30
朝起きて体が重いことに気付く。
それに、暑い。なんだこれ…。
貴) だぁぁ…くっそ、動きやがれ俺の体ぁ…。
と言ってもピクリとも動かない。
金縛りでも無いのに…。
足をバタバタと動かすと柔らかいものにあたり
唸り声が聞こえた。
唸り声？
おそるおそる重い体を起こすと、そこには…
貴) 何やってんだよ、お前ら。
桂) おはようごさいます。A君
高杉) よぉ、昨日ぶりだな。
龍馬) A！攫いにきたぜ…むがっ‼︎
二人に口を押さえ込まれる龍馬。
朝からうるせぇよ、あと他の隊士起きるだろ。
てか、なんでここいるの⁈
ここは、こいつ等にとっては敵地なのに…。
桂) 龍馬君の言う通りA君を攫いに来ました。
貴) どうしてそんなとこを…。
こんなこと土方にバレたら、殺されるぞ⁈
高杉) とにかく、ここから出るぞ！
高杉が俺の手をとった時に、廊下の襖が開いた
そこには、土方と沖田がいた。
沖田) あれ、こんな朝からなにしてるの？
土方) お前らAに何の用だ。
土方と沖田は刀を抜いた。
待ってくれ、やめてくれ…斬らないでくれ…。
その思いは、儚く消えた。
紅く染まった床に龍馬たちは倒れていた。
俺のせいだ…。俺のせいだ…。
貴) はぁ、はぁ、はぁ…なんだ、夢か。
タチの悪い夢だ。
龍馬たちが殺される夢…。
でも、夢だから安心した…
沖田) 汗だくだけど、大丈夫？
俺が叫ぼうとすると沖田が手で口をおさえた。
その手を払いのける。
貴) 何故ここに⁈
いちゃダメ？と沖田は聞いてきた。
ダメだろ、女の部屋に入ってくるとか…。
沖田) Aの歌声聴きにきた。
僕、聴いたことないから、ね？
土方さんだけ聴いたなんて不公平でしょ？
そう言った沖田は俺の腕を掴み、
ボイストレーニングをする場所へと連れられた。
そこには、土方と近藤が立っていた。
近藤) 俺もAが、松原のお嬢さん
なんて呼ばれる理由を確かめたくってな！
朝から元気すぎんだろ、この人たち…。
第29話 気持ち悪い。→←第27話 いつかの夢 −龍馬side−
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東雲大我(プロフ) - 優トさん» 今頃返信するのもアレですがありがとうございます！応援ありがとうございます。ですが、アニメが終わったらこの話も終わってしまいます…。最後まで読んでくださいお願いします！返事が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。 (2014年9月14日 23時) (
レス) id: 4afe591b64 (このIDを非表示/違反報告)
優ト - 初めまして、です、、えっと、、神です。すっっっっごく面白いです。ぜひ、応援させてください。 (2014年8月27日 21時) (レス) id: 3b32eddb2e (このIDを非表示/違反報告)
ペンペン - 幕末Rockの夢小説、すごく面白いです。はやく、主人公に心を開いた沖田さんをみてみたいです！ほかのキャラとのからみも楽しみにしています。これからの更新、楽しみにしています！！ (2014年8月8日 23時) (レス) id: d79f674a7e (このIDを非表示/違反報告)
紫音遥果(プロフ) - 設定画、カッコいいです！ (2014年8月1日 17時) (レス) id: 0a87cf9cb0 (このIDを非表示/違反報告)
ケチャラ13 - 桂小太郎・・・もしかして、銀魂お好きなんですか？ (2014年7月31日 11時) (レス) id: 0616e3ab83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲大我 | 作成日時：2014年7月29日 10時
