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第16話 裏方募集 ページ18

貴) 雷舞の、裏方募集…?


土方の前で目一杯泣いた俺は沖田の隣で
朝食を摂っていた。
新人なのに沖田さんが隣に座るなんて…
と、後ろから小さく言っている奴らがいるが
残念、耳はいいから聞こえてるよー。

沖田) 今日は一年ぶりのファン感謝祭なんだよ。それとTVも取材で来るし、グッズも販売しなくちゃいけないし、人が足りないから…。 まあ、バイトみたいなやつだよね。

へぇ…新選組も大変だこと。
本番ギリギリまで練習すんだろうな。
そう思いながら味噌汁を飲み干し、食べ終わった食器を片付けようとすると、沖田に呼びとめられた。なんでも渡したい物があるらしい。
食器を片付けた後に近藤のいる部屋に行くと
近藤はもちろん、土方・沖田もいた。

沖田) はい、これ。

まずは沖田からとても大きなダンボール箱を渡された。その中には雷舞のチラシが何百枚程と裏方募集のチラシが十数枚あった。

沖田) それが貼り終わるまで戻らないこと。
あ、逃げたら斬るからね。

おい、今さらっと怖いこと言わなかったか?
次は土方からTシャツを渡された。
背中に”すたっふ”と書かれた少し大きいサイズだった。まさかこれが着れるとは…。
初めて新選組の雷舞を見た時以来で、今着ている服から解放されるのだと嬉しくなった。

近藤) 次は俺からだ。

近藤は少し小さい箱を差し出した。
開けてみると、耳栓にコードがついたものがあった。

近藤) 幕府に頼んでつくってもらったんだ。

前みたいに頭痛で倒れないよう耳栓がわりに使え、と言われた。
試しにつけてみるとこれがピッタリだった。

貴) おお…。

少し周りの音が小さくなった。
いつも、耳元で話されているかのような音量だったからありがたかった。

貴) あの…ありがとうございます。
こんな俺のために…。

そう言うと近藤が俺の肩に手を置いて
笑顔で、頑張れよ。と言ってくれた。
それが嬉しくて仕方なかった、あまり言われたことがなかったからだ。

さて、チラシ貼るついでに龍馬達に顔出してくるか!
そう思いながら門を出た。

第17話 いつかは…。→←コメントを返信いたします。



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設定タグ:幕末Rock , 恋愛 , 妄想   
作品ジャンル:アニメ
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東雲大我(プロフ) - 優トさん» 今頃返信するのもアレですがありがとうございます!応援ありがとうございます。ですが、アニメが終わったらこの話も終わってしまいます…。最後まで読んでくださいお願いします!返事が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。 (2014年9月14日 23時) (レス) id: 4afe591b64 (このIDを非表示/違反報告)
優ト - 初めまして、です、、えっと、、神です。すっっっっごく面白いです。ぜひ、応援させてください。 (2014年8月27日 21時) (レス) id: 3b32eddb2e (このIDを非表示/違反報告)
ペンペン - 幕末Rockの夢小説、すごく面白いです。はやく、主人公に心を開いた沖田さんをみてみたいです!ほかのキャラとのからみも楽しみにしています。これからの更新、楽しみにしています!! (2014年8月8日 23時) (レス) id: d79f674a7e (このIDを非表示/違反報告)
紫音遥果(プロフ) - 設定画、カッコいいです! (2014年8月1日 17時) (レス) id: 0a87cf9cb0 (このIDを非表示/違反報告)
ケチャラ13 - 桂小太郎・・・もしかして、銀魂お好きなんですか? (2014年7月31日 11時) (レス) id: 0616e3ab83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:東雲大我 | 作成日時:2014年7月29日 10時

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