6話 ページ8
『…終わらない、』
sn「何が？」
ひょこりと覗きに来たしんぺい先生に数学の問題を見せる。
sn「おーわからん！無理！」
詰み。
新見先生………は授業中やんなぁ
授業中に職員室行くの、ほかの知らん先生からの視線が痛いから聞きに行く気も起きない
放課後聞きに行こうと思いながら、乾いてた制服に袖を通した。
ni「すまん、会議が入ってもうたからすぐには教えれん」
『いや、急に来た僕も悪いし…』
ni「ロビー…じゃない方がええな。保健室で待っとれるか？」
あ、今迷惑かけてる。先生は悪くないから、そんなに申し訳なさそうにしないでほしい
『ロビーで、待つ』
ni「…大丈夫なん？」
思わずついて出た言葉と頷き。大丈夫なわけない。
勢い余って言ってしまったが、これくらいは頑張らないと
ni「なるべく早く抜けるわ」
先生の背中を見送ってから静かにロビーのドアを開ける。
この学校のロビーと呼ばれるところは、職員室の隣にあって先生を待ったり相談に行ったり、あと自習したりできる。
つまり少なくとも教員に用のある奴、勉強熱心な奴は避けられないわけで。
『……』
隅っこの席で隠れるようにちいさくなって、妄想でしかない視線を振り払うように問題に目を向けた。
「…あ、この間の、」
すぐそばで声が聞こえ、心臓をどきりと跳ねさせた。すぐに自分に向けられたものだと察する。
恐る恐る顔を上げると、そいつは嬉しそうに笑った。
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流星(プロフ) - ミジンコのハルさん» 短い間でしたが僕にも経験がありますので、気持ちがわかるとは言いませんが、いたずらに傷つけないよう心掛けていたのでそういってもらえてこちらもほっとします。お話としてはペースが速まることもあると思いますが、ハル様は焦らずゆっくりしてくださいね。 (2022年10月8日 19時) (
レス) id: 9f0773db2a (このIDを非表示/違反報告)
ミジンコのハル(プロフ) - 初コメ失礼します！私も保健室登校している者なんですが、凄いお話に共感できて読んでいて凄い楽しくて救われてるような気がします。教室に入れる「いつか」が頑張っても来ないっていう所が凄い共感でホントに好きです…これからも更新頑張ってください！次が楽しみです (2022年10月8日 17時) (レス) @page7 id: 00a42c556d (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 光さん» ありがとうございます！今のところ投稿頻度は安定していますが、気は抜けないので頑張っていきたいです。 (2022年10月7日 11時) (レス) id: 9f0773db2a (このIDを非表示/違反報告)
光 - 続き楽しみです！！ (2022年10月7日 9時) (レス) @page6 id: 1eb1862fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星 | 作成日時：2022年10月4日 23時
