11話 ページ14
あのメッセージ会話の翌朝、ちゃんと起きれていたけどなんとなく学校には行きづらくて二日は家から出なかった。
桃瀬には悪いけど、ゾムとはまた違って急に距離を詰められた気がして逃げてしまったんだよな…いやホンマに申し訳ない
普段通りゾムはノートを送ってくる上に桃瀬の話題を言わなかったし、本当にいい友達を持てたなって感謝した。
で、だ。保健室でゆっくりくつろいでいたはずやけど…
「あ、すいませーん。具合が悪くなければぜひ手当してもらってよろしいでしょうか！」
『は、ハイ……？』
なんだこいつ…と悪態つきながらちょっとのかすり傷に消毒を塗っておく。
ネクタイの色を見るに一年だ。てか髪色どうした？そんな水色ええの？
まぁしんぺい先生も似たようなもんか考えないようにしよう帰りたい…！！
ci「ありがとうございます！僕、一年の千野と申します！！」
『はあ…』
いや聞いてねぇけど？てかうるさいわかったから早く帰ってくれ…！
「あっ、やっと見つけたでチーノ」
「ホンマやん、なんやまたドジしたんか？」
視界に入れずとも人が増えたとわかる声に内心がっくりと項垂れる。
ゆっくり視線を上げると気だるげそうな一年と…あ、こいつ見たことあるわ。
shp「今日は昼休みに集会ある言うたやん、はよ行かんと締められんで」
ut「せやぞー、僕もう十分怒られたから」
確か、大先生って呼ばれてた奴。ゾムの幼馴染。
ci「もー、ほんまお堅い人なんやから〜」
やれやれといった風に立ち上がったちの…ちーの？
もう分からへんけどえっか。話も部外者やろし聞いてなくてよかったやんな。
ふと見覚えある顔にじっと見入ってしまってばっちり目が合った。
ut「なんや、野郎に見つめられても嬉しないで」
………(ドン引き)
ci「まぁま、また来ます新田さん！そろそろ本気で時間がやばそうなので、失礼しますね！」
『はい、それでは(できれば二度とくんな)』
…………………あれ、名前、いつ言ったっけ。
ut「あー、あれがゾムとトントンの言いよった新田クン？」
shp「なるほど、それにしてもチーノの対面手段は強引過ぎるわ」
ci「やって、二日張り込んでやっと来たんやで？それにゾムさんが俺ら以外に友達居るとか珍しいじゃないっすか！！」
ut「もしかして、自分がその数少ない友達に数えられとると思っとる？」
shp「草。でもあんま刺激したらガチで避けられんで」
続く (更新停止中)
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流星(プロフ) - ミジンコのハルさん» 短い間でしたが僕にも経験がありますので、気持ちがわかるとは言いませんが、いたずらに傷つけないよう心掛けていたのでそういってもらえてこちらもほっとします。お話としてはペースが速まることもあると思いますが、ハル様は焦らずゆっくりしてくださいね。 (2022年10月8日 19時) (
レス) id: 9f0773db2a (このIDを非表示/違反報告)
ミジンコのハル(プロフ) - 初コメ失礼します！私も保健室登校している者なんですが、凄いお話に共感できて読んでいて凄い楽しくて救われてるような気がします。教室に入れる「いつか」が頑張っても来ないっていう所が凄い共感でホントに好きです…これからも更新頑張ってください！次が楽しみです (2022年10月8日 17時) (レス) @page7 id: 00a42c556d (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 光さん» ありがとうございます！今のところ投稿頻度は安定していますが、気は抜けないので頑張っていきたいです。 (2022年10月7日 11時) (レス) id: 9f0773db2a (このIDを非表示/違反報告)
光 - 続き楽しみです！！ (2022年10月7日 9時) (レス) @page6 id: 1eb1862fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星 | 作成日時：2022年10月4日 23時
