ホルン系女子が行くブラック本丸＿見習い編＿【刀剣乱舞】

ホルンの音がじゅうなな ページ18

Aside



あー、テステス。聞こえますかー?



わたしことAは、今現在ピンチです


綺麗なお姉さんとお兄さんたちに睨まれてまーす!!(正座中)




誰か切実に助けてほしい。ほんとに。


そして、何故こうなったかを再び現実逃避する時間をちょうだい









あの後、薬研藤四郎に連れられて来たのは案の定あの異臭漂う真っピンクの部屋




あんな部屋行きたくない!って
発狂しかけたたし抵抗したけど、薬研藤四郎に尻を足で蹴られ“顔面スラッティング“しながら入室したよね、うん


今も顔に畳の後がついてるよ、真っ赤っかだよ

あの人は乙女の顔をなんだと思ってんだろうね





やっちまったあああ!!て
恐る恐る顔を上げたらあんぐりと口を開いている皆さん


わあお、顔面偏差値の高い人たちのマヌケな顔なんてめずらしーと
心のカメラでシャッター切ってたら、美人さんにそこに座りなさいと指示されて、

大人しく座ればなぜか睨まれた←今ここ







「あんた誰よ。人様の家勝手に入り込んで」


『えっとぉー………』




なんも言えねぇよ(白目)

わたしだってなんでここにいるか分からんわ!
なんせ、無理矢理連れてこられたからね!


なんなのよあんたと言われても答えて上げるが世の情け……、じゃあなくて

ほんとわたしでもよう分からないっすよ





「主や。見習いが来ると狐が言っていたではないか」


美人さんの隣にビックリするほど綺麗なお兄さんが現れる

美人さんは不機嫌から一転。
その人が傍に来たとたんに、顔を輝かせてその人の腕に巻き付く

そして、ドヤ顔をわたしに決めてきた



でも、そんなことはわたしにはお構い無し

それよりも、綺麗なお兄さんの方へわたしの目は釘付け


ああっ!あの人あれやん。わたしのこと殺しちゃうぞ☆した人じゃんってね



その人に殺されそうになったのにも関わらず思わずマジマジとその人を見つめた

あり、この人は比較的傷が無いね……

やっぱり上の方なのかしら


ほえーと綺麗なお兄さんを見てたら、ギリッと凄い顔で美人さんに睨まれた

あっ、睨まれた。今、美人さんに睨まれた!



「なに見てんのよ。あたしの物に手出さないでよね」


『あ…、はい』




人を物って……。ええー。


なんか嫌だなぁ、そういう言い方

ちょっと顔をしかめてしまった




「フンッ。まあいいわ。見習い、あんたの貧相な体には三日月たちは興味なんてないものね」




……ちょい、殴ってもよきですか??
　
　
　

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