27話 ページ27
しかしボールは俺の元へ。
DFが俺の背中を追いかけている。時間も多分残り僅か。市川が前を走っているが、DFがぴったりとマークがついている。
行くぞ。
俺の身体が青い光を纏う。視点が高くなる。
俺の身体はシュートモーションに入るが、龍の姿だと口から光線でも発射するのかと言わんばかりの態勢だ。
「行けェ！」
波動を放ち、シュートする。途端に姿は元に戻った。
「ぬおああっ！」
もう一度、その尻尾をぶん回してボールにぶち当てる。
ボールは、尻尾を弾き、ネットに食い込んだ。
「…ハァ、ハァ…」
追加点。だがしかし、時間は残っていた。よし、とりあえず守りに
目を覚ますと、自分の部屋の天井が映った。ギャラクシーノーツ号の。
頭には氷。熱中症か？身体は暑いが、頭が冷たい。さらに目眩もある。身体が全く動かない。
やっぱり、熱中症になったか…
皆、既に次の惑星の地に足を踏み入れているようだ。俺一人だけここにいなきゃいけないのかよ。
「次の試合、お前は休め」
神童からのメッセージだ。
…
晩飯はなんとこの女将さんみたいな人(？)と一緒に食べる事になった。
「どうだい？美味いかい？」
「…ええ、まあ」
そんな会話を交わしながら、晩飯を済ませた。
「さあさあ、今日はもう寝な！次の次の試合に出るためにも、体力回復だよ！」
「…うっす」
…俺次の試合出られないの？
「今無理して試合に出られると困る」
「うお作者、おったんか」
「調子はどうだ？」
「…最悪だよ」
「まああんな暑い中試合してたらそうなるわな」
「てかさ、鉄角とかは大丈夫だったじゃん。なんであいつらはまだ動けるん？」
「お前の体力が足りなかっただけだろ」
「は？そんなに俺って体力ないの？」
「まあ元の体力がないってのもあると思うけどな、あの試合、お前結構動いてたし、何よりあの隕石を喰らえばダメージはあるだろ」
「…え、身体は無傷だったぞ」
「ソウルがダメージを貰ったんだろ。ソウルにも体力はあるしな。多分、お前の最後のシュートでソウルの力が切れちまったんだろうな」
………
「それに、ソウルを発動するのにはかなりの体力を要する。解除されたらかなり消耗するだろうな」
………
「ガードン戦のあの後、どうなった？」
「ん？ああ、あの後、お前は剣城と交代したよ。んでガードンにかなり押されたけど井吹が全部止めた」
「…そか」
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名無(プロフ) - 星猫さん» 初めまして！お褒めの言葉と高評価、ありがとうございますっ！ (2021年9月8日 19時) (
レス) id: 91adb283d3 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年9月8日 18時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無 | 作成日時：2020年2月18日 20時
