story-033 ページ35
＊＊
猫と僵尸は、はしゃぐ魔法使いと屍人と人間の女の姿を見守っている。
「あの人たち、すっかり仲良しですね」
「……あぁ」
はは、なんでちょっと拗ねてはるんですか。と僵尸が聞くと、 うっさい、センラのくせに。と彼は口を尖らせた。
「はいはい。…そうだ、船長。」
「なんだ」
「ここに戻ってくる気は無いです？」
「…っ」
猫は驚いて僵尸を見る。
僵尸の瞳は僅かに揺れている。
その瞳を見てしまって
一瞬戻りたい、なんて思ってしまう。
「…って、だめだセンラ。俺は…」
Aを手放したくない。
うらたの考えていることがわかっているのか、僵尸...センラはじゃあ…と続ける
「じゃあ、あの子も一緒にここへ来たらええやないですか」
「…センラ。…冗談も程々にしろよ」
中華服の襟元をつかみセンラを睨む。
だがセンラは動じず、静かにうらたを見つめる。
「僕は本気で言ってるんです」
「……っ」
「俺らには船長がおらんと駄目なんですよ。戻ってきてください。
もちろん、うらたんがあの子と一緒におりたいっていう気持ちはわかってます。だから、ここに2人、一緒におったらええやないですか。
ここならAちゃんが危険にさらされることもない…とは言いきれませんけど。あそこに戻るよりかは、僕達もいますし安全やと思います。やから…」
"僕らの事、信じてくれませんか"
うらたはセンラから手を離した。
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青花 - 本編完結(?)おめでとうございます！！番外編も楽しみにしてます！！ (2018年10月11日 0時) (
レス) id: 1d359370ef (このIDを非表示/違反報告)
ネージュ(プロフ) - 完結（？）おめでとうございます！番外編待ってますねー！ (2018年10月10日 21時) (レス) id: 4cedcbaa5d (このIDを非表示/違反報告)
カナリアの花(プロフ) - 青花さん» コメントありがとうございます。この小説にあまり自信がなかったので、そう言ってもらえて嬉しいです!完結までお付き合いいただければ幸いです。 (2018年9月26日 0時) (レス) id: cbcbd18a18 (このIDを非表示/違反報告)
青花 - コメント失礼します！この作品が投稿されてから読んでます！とってもおもしろいと思います！コメントをするのが遅くなってしまいましたがこの作品とても好きです！これからも頑張ってください！！応援してます！ (2018年9月24日 22時) (レス) id: 1d359370ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナリアの花 | 作成日時：2018年9月11日 18時
