story-023 ページ25
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まーしぃと呼ばれるこの人は、見るからにゾンビで。
「(…ゾンビは、ちょっと怖いな)」
やっぱり初期のトラウマがかなり精神にきてたんだな、と思う。
「…あんたがA？」
「は、はい…」
急に話しかけられ、思わず坂田さんの後ろに隠れてしまう。
「え、俺嫌われてる？」
「うらさん言ってたん聞いてなかったんまーしぃ。Aはゾンビちょっと怖いんよ！」
「あぁ、そういう…」
ゾンビのまーしぃさんは私の前にたち、
私をじっと見つめた。
「まだ自己紹介してなかったな、俺は志麻。ゾンビ言うても元は人間やし。お前に危害は絶対加えねぇから。」
志麻さんの目をそっと見ると、嘘はついてないように見える。
「ていうか相手がやばいからな。あのうらさんのやからホンマに手出したらあかんよまーしぃ!」
坂田さんはふわふわ飛びながら志麻さんを煽る。
「勘弁してや坂田〜。大丈夫やって流石に人のオンナに手出したりせぇへんって〜、しかも船長の…そんなん殺してくださいって叫びながら街中全裸で走り回るより勇気いるわ」
「例えがダメやな。うらさんにAの前で変なこと言うなって怒られるで」
「えぇ!?だめなん!?Aの下ネタの限度ゾーンどこ!!」
「その聞き方も多分怒られるで」
「…、世界は理不尽や…」
そう言って志麻さんは壁に手をついてよろよろと倒れる。
そのコントのような掛け合いをぼーっと見ながら
「(きっと4人は、仲がすごい良いんだろうなぁ…)」
などと思った。
…なぜ、うらたさんはこの人達から離れて私のところに来たのだろう。
…契約のことも聞きたいし…けど
うらたさんと喧嘩して別れたことを思い出す。
「……、」
うらたさん、会いたいのに…会いたくない。
会ってもし嫌いだ、なんて言われてしまったら
きっと…立ち直れない。
けど。
「…あの、みなさん」
「あ？」
「ん？どした？」
「うらたさんは、どこにいますか」
どうしても、あなたにまた会いたくて。
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青花 - 本編完結(?)おめでとうございます！！番外編も楽しみにしてます！！ (2018年10月11日 0時) (
レス) id: 1d359370ef (このIDを非表示/違反報告)
ネージュ(プロフ) - 完結（？）おめでとうございます！番外編待ってますねー！ (2018年10月10日 21時) (レス) id: 4cedcbaa5d (このIDを非表示/違反報告)
カナリアの花(プロフ) - 青花さん» コメントありがとうございます。この小説にあまり自信がなかったので、そう言ってもらえて嬉しいです!完結までお付き合いいただければ幸いです。 (2018年9月26日 0時) (レス) id: cbcbd18a18 (このIDを非表示/違反報告)
青花 - コメント失礼します！この作品が投稿されてから読んでます！とってもおもしろいと思います！コメントをするのが遅くなってしまいましたがこの作品とても好きです！これからも頑張ってください！！応援してます！ (2018年9月24日 22時) (レス) id: 1d359370ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナリアの花 | 作成日時：2018年9月11日 18時
