story-016 ページ18
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side Urata
ガタン、とドアの閉まる音が家の中に響く。
俺は、何が起こったのかわからなくて。
…一瞬の出来事だった。
「…、A…」
Aが、出てった。
追いかけないと。
あのバカ、こんな夜に一人で出歩くなんて危なすぎる。
早く、追いかけ…ないと。
そう思っても、体が思うように動かない。
先程のAのあの行動と、俺を睨んだ時の瞳が
頭から離れない。
「……くそｯ」
こんな小さな事で考え込んでしまうなど。
なんて俺らしくない。
隣の白い壁を、ダンッと叩く。
ゆっくり、ゆっくりと玄関の方に壁に軽く手を当てながら歩いていく。
…彼女に拒絶された事が、自分の中で何よりも辛かった。
今まで、拒絶されたことなどなかった。
怯えられることは何度かあったが、あんなあからさまに拒絶されることなどなかった、
あの目でまた見られてしまったら、おれは。
あぁ、だめだ。
玄関に向かう足が止まり、近くの壁にもたれかかる。
「…A。」
…やっと、見つけたのに。
あの大好きな仲間の元を離れて、
あいつだけを探して
やっと会えたのに。
「…拒まれるのは、もう」
彼女に拒まれたショックからなのか、胸がなんだかざわついた。
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青花 - 本編完結(?)おめでとうございます！！番外編も楽しみにしてます！！ (2018年10月11日 0時) (
レス) id: 1d359370ef (このIDを非表示/違反報告)
ネージュ(プロフ) - 完結（？）おめでとうございます！番外編待ってますねー！ (2018年10月10日 21時) (レス) id: 4cedcbaa5d (このIDを非表示/違反報告)
カナリアの花(プロフ) - 青花さん» コメントありがとうございます。この小説にあまり自信がなかったので、そう言ってもらえて嬉しいです!完結までお付き合いいただければ幸いです。 (2018年9月26日 0時) (レス) id: cbcbd18a18 (このIDを非表示/違反報告)
青花 - コメント失礼します！この作品が投稿されてから読んでます！とってもおもしろいと思います！コメントをするのが遅くなってしまいましたがこの作品とても好きです！これからも頑張ってください！！応援してます！ (2018年9月24日 22時) (レス) id: 1d359370ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナリアの花 | 作成日時：2018年9月11日 18時
