検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:66,503 hit

ふざけんな。 ページ34

そして、海常高校。

あっという間に訪れたその日はあっけなく。
いつもと変わらない朝から始まった。


『くすっ、、、大我、変わらないのね。試合の前日になると眠れないのは。』
火「いや、なんか気が散って、、、」


赤くなってしまった目と落ち着きのない態度。

横を歩く大我は、背は伸びたし、男らしくなったし。
随分と成長したように見えるのだけど、中身は大して変わってないようだ。


「おはようございますっス。」


海常について、すぐに聞こえた声。
その方へと視線を動かせば。


黄「広いっスから!お迎えに上がったっスよ。」


ジャージに身を包んだ黄瀬くんがいた。
相変わらず左の耳にはピアスが光ってる。

黄「こっちっス。」

そんな彼の案内で、私たちは足を進めた。


ーーーーーーーー


相「、、、あの、これは?」


リコさんが問うのも無理はない。
だって。

「パス!」
「ナイシュー!」

『、、、ハーフコートで練習試合、って。』


バカにしてるのかしら?
、、、いいえ、してるわね。

海常カントク(次から海監)
「あー、うちはちょっとした調整だからな。」


日、相「「『(ぴくっ、)』」」


イライラをこらえてた私たちに最後のとどめ。


海監「?何してるんだ黄瀬!お前は出さんぞ!」
黄「え?」

海常7番のユニフォームを着て準備を始めていた彼に。


海監「ただでさえ格下の相手に特別な強さのお前を出すわけがないだろう。」


そう言って。

海監「勝負にさえならなくなるぞ。」


プチンッ、、、

相「さぁ、準備するわよ?ココぶっ潰す準備★」
降「(星が黒いっ?!)」


黒「黄瀬くん、」
黄「あー、すんませんっス。、、、まぁでも。」



彼も、やはりキセキなのだ。


黄「俺なしでどうにかなるようじゃ、どうしようもないっスね」


そう言って、含み笑いを落とした。


『、、、ウザい。』


全ー火、黒、黄「?!」
火「(あー。)」
黄「(スイッチ入っちゃった、、、?!)」



ハーフコートの上に黄瀬を出さない?



『ふっざけんなってのよ。』

大事に。→←当然だ。



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
205人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ヒヨコ | 作成日時:2015年1月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。