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覚悟なさい。 ページ32
『、、、黄瀬くん。』
少し呆気にとられかけてる彼を呼べば、彼はぐっと眉根を寄せて。
黄「、、、なんスか。」
少しトーンの下がった声でそう言う。
『、、、私は、今のことを決定事項と言いました。ということは、よ?』
嫌いになるかしら。
あんな風に言ってバスケから離れたのに今度はこんな生意気なこと言って。
、、、でも、私はあなたに好かれてる自信もないわ。
だったら。
『貴方が何を言おうと。』
貴方たちを、今度こそ助けるために。
手を、伸ばして引っ張りあげるために。
『この条件は。このシナリオは、、、崩れない。』
嫌われてでも、布石を打つわ。
『覚悟なさい。』
これからよ。
まだまだ、レベルアップしていくんだから。
『あ、あと。』
ふっ、、、と表情が緩むのがわかる。
『この短期間で、よくここまで上達しました。、、、お疲れ様でした。』
心の底からの賞賛を、彼に送った。
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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2015年1月14日 21時