これは夢か、現実か。2《REBORN》《ヒロアカ》 (ページ6)

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聞いたら。ページ6

あぁ、覗きか。

それくらいの感情でしかなかったが、どんどん壁を登ってるのは知ってたので一応湯船に肩まで浸かる。

、、、いや、平気か。

ドンピシャなタイミングで出てきた目つきの悪いガキ。

「ヒーローになる前に人としてのあれこれから学び直せ。」

クソガキィィィー！との賜っているが最もだ。
正論すぎて言葉を失うほどにな。

とはいえあいつも男らしい。

「ありがとう洸太くーん！！」

完全に発育がいい組なこいつらの体を見たからか、鼻血を出して真っ逆さま。

あーらら。

「えぇっ！」
「洸太くんっ、」
『、、、ナイスキャッチ。』

「「「え？」」」

ぼそり呟いた言葉は、騒いでたくせによく聞き取れたなと思うほどに全員が反応した。

「っ大丈夫！問題ないよ！！」

そして逆に、向こうから聞こえてきた言葉にはみんなが反応をなくした。

、、、熱い。

「え！Aちゃん？！」

もう無理、出る。

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『、、、そういう趣、「違います！！！」そう。』

裸にタオルな彼にばったり。
まぁ大体の想像はついてるけど万が一ってあるじゃない？

どうでもいいけど。

寒そうな格好で立ってる彼の横を通り過ぎて部屋へ向かった。

のだけれど。

「っ溝渕さん！」
『、、、』

顔だけ振り返ると、何かを決意した顔をする彼がいて。

「み、溝渕さんはどうやってその強さを身につけたのかな、って、」

「溝渕さん、どうしても僕らがたどり着けそうもないところまで行ってる気がして、」

「でもやっぱり僕もそれを身につけたくて、」

聡いやつだとは、思ってた。
聡くて、バカな奴だと。

何人か、そういう雰囲気の奴はいる。
けどこうやって言葉に出すのは。
こういう方法を取るのは。

きっとこいつがどうしようもなくバカだからだろう。

『、、、さぁ？』

聞かれたら、答えが返って来るところで育ったのだなと。
そう知るには十分だった。

そういう世界を、強要する気は無いけれど。
でもだからって、私が合わせる気もない。

ぽかん、としつつも少し諦めたような顔をした彼は、それ以上私を引き止めはしなかった。