第六話 ページ7
『ここ、もしかして。。。』
「あぁ。」
工藤。
そう書かれた豪邸。
この人の名前も、確か工藤。
ってことは必然的に。
『貴方の家、、、?』
「とりあえず上がれよ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『っ、すごいっ、、、!』
通されたのは書斎。
壁一面に広がる本の数々。
ホームズやナイトバロンなんかもある。
すごい。
こんなに本があるのを見たことがあるだろうか。
否。
こんなに私の興味をそそる本が、だ。
「これ、お前だろ?」
そんな私にばさっと何かをよこす工藤新一。
それには。
『あ、これこの前のやつだわ。』
この前私が出会った事件。
こんなに大きく特集されてたのね。
全然気づかなかったわ。
そこには事件のことが結構細かく載っていて。
『こんな風に載るのね。』
「ちょっと待て、見るとこちげぇぞ。」
『え?』
そして彼が指差したのは。
『またも事件を解決、謎の美少女名探偵、、、?』
「そーゆーことだ。」
『は?』
「は?」
そーゆーことって、、、
『どーゆーことよ。』
「、、、はぁ。」
美少女名探偵、ねぇ。
どんな人かしら。
「、、、とりあえずもーいい。」
『?えぇ。』
「はぁー。」
『ねぇ、』
「あ?」
私は一歩前へ進んで問う。
『本、見てもいい?』
そんな私を見て彼は笑う。
「あぁ、いーぜ。」
『やったっ、』
97人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヒヨコ | 作成日時:2014年5月7日 0時