頭に美少女がつく名探偵。 (ページ49)

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第四十九話ページ49

『、、、湿っぽい。』

つい顔をしかめたけど、そのうちに二人はどんどん中へ。
そして、コナンくんが。

「おじさん、これ。」
「！」

バッグに入った覆面を発見した。
それと洋服と拳銃も。

『、、、どこかで悪いことしましたって言ってるようなものね、これじゃ。』
「レシートが入ってる。」

つらつらと言葉を並べて推理を始めるおじさんとコナンくん。
それを聞きながら私の頭も回転し始める。

、、、何かの事件の解決をしろという依頼者。
その何かをつかませるヒントでここにたどり着き、そして尚且つ私たちはこのバッグを見つけた。

これにあいつの思惑がないとは思えない。
だったらこの事件をたどるのが妥当。

、、、でもこの事件が何かを私たちは考え、次の場所へと移動しなくてはならない。
移動するにしたって、情報が、、、。

そこではっとする。
ここに入ってくる前のホームレスとコナンくんの会話。

ー子連れかい、あんたも大変、、

って違う違う、そっちじゃない。
そこはどうでもいいの。
そうじゃなくて。

ー車が止まってたなぁ。ー
ー朝見たときはピカピカの新車でよぉ。夕方見たら中古の車に変わってたんだ。ー
ーそれも夜中にはただの骨組みになっちまったけどな。ー
ー俺の誕生日の4月4日さー

なるほど？

『随分と計画的な犯行だったのね。』
「あぁ、何したかまではわかんねぇけどこの覆面にわざわざ車を乗り換える手口。計画してたとしか思えねぇな。」

とりあえずはこれ以上はここにいる必要がないと考えて外に出ようということになった。