頭に美少女がつく名探偵。

第十九話 ページ19

『へぇ、デート。』
「そうなの！デートなのよ！」
「園子っ！違うからね、A！」

ちょっとあいつと遊園地に行くだけでっ！！
別にデートじゃっ！！

とあるカフェ。
なんでか知らないけどもの凄く頑張って言い訳をする蘭。
、、、でも。

『男女2人が目的もなく出かけるってことはデートよ。』
「そうよねー。」
「っ、園子ニヤニヤしすぎよ！！」


にしても。


『トロピカルランドかー。』

行ったことなんてないからわからないけど。
蘭にとってはきっと楽しいところなんだろう。

『楽しんでおいでね、蘭。』
「！うんっ！」


そして、私は後悔するのだった。
蘭にこんな思いをさせてしまう結果を予測できなかったことに。


そして、強く願うのだった。


『戻って来なさいよ、工藤新一。』


彼が戻ってくるようにと。

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