頭に美少女がつく名探偵。 (ページ17)

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第十七話ページ17

新一side

捕まえる。
そんな言葉、こいつから聞くなんて思ってもなかった。
自分が探偵だって自覚したとしか思えない。
しかもそれに対して、なにかを怖がってるとしか。

『、、、私が貴方達の言ってた探偵だって言われたわ。』

美少女名探偵ですって。
そう言いながら笑う如月。

、、、気付いてんのかよ、苦笑いなの。

『、、、そんな風に言われてるなんて。』

私、知らなかったわ。
そんな風に言う如月。

なんで。
なんでそんな顔するんだよ。
そんな必要あるのかよ。
もっと、もっと。

「バーロォ、堂々としてろよ。」
『でも、私はっ、、、。』
「今まで色んな事件を解決してきたんだろーが。」
『、、、たまたまよ。』
「んなことねぇよ。如月の実力だ。」
『、、、そうかしら。』
「おぉ。」

キッドめ。
余計なもん吹き込みやがって。

しかも、あいつのあの顔。

ーではA嬢、私はこれで。ー

あれは、如月が好きだって言う顔だ。
、、、っなんで俺イライラしてんだよ。

『、、、じゃあ、貴方から学んでもいい？』
「！」
『私が探偵としていられるにはそれが一番良い気がするのよ。』
「俺はかまわねぇけど、、、」
『じゃあよろしく、、、新一。』
「！///」
『？』

くそ、意味わかんねぇ。
なんでこんなに嬉しくなってんだよ。
名前呼ばれただけだろーが。

「こっちこそ。、、、A。」
『ええ。』

こうして、俺とあいつの生活が始まる。

はずだった。