第十話 ページ11
『、、、綺麗。』
「本当に綺麗!」
「流石は叔父様ねー!」
「すげぇでかさだな。」
目の前にはひとつの宝石。
ブルーにも、エメラルドグリーンにも見えそうなほどに不思議な色をした宝石。
その中は綺麗に輝き、澄んでいる。
ネックレス型にされたソレは、私を釘付けにした。
「初顔じゃのぉ。」
『っ、』
宝石に夢中で横から聞こえた声に驚く。
そこには。
「叔父様!」
「お久しぶりです!」
鈴木相談役。
『あ、初めまして。挨拶もなしにすみません。』
「なーに、構わん構わん!」
がはは、と元気に笑う鈴木相談役。
『園子、、、鈴木さんと同じクラスで、よくしてもらってる如月Aです。』
「なんと、高校生探偵のじゃったか!」
、、、高校生探偵?
『あの、誰かとお間違いでは?』
「、、、?」
二人できょとん、としてしまう。
「叔父様、間違ってないわ。
この子自覚ないのよ。」
園子の言うこともはてなが浮かぶばかり。
なんなんだろう。
「ま、いつかわかるだろ。」
「そうだよね!A有名だし!」
『有名、、、?』
そんなとき。
「また部外者か!!」
『?』
そこには、茶色のスーツを着た男の人がいた。
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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2014年5月7日 0時