あの手この手でブラック本丸の審神者をお仕置き！ [刀剣乱舞]

おとこのこだからなきません ページ7

ドンッ


解放され、暫く散歩がてらに縁側を歩くと、背中に何かがぶつかる。

パッと後ろを振り返ると。
ベージュ色の髪をした片眼が髪で隠れている男の子がいた。

目にはいっぱいの涙を溜めていて、小絵の服をぎゅっと掴んでぐいぐいと引っ張る



??「おねがいです！岩融をたすけてください！」


小絵「が、、餓鬼？;おい、どうした餓鬼？」

しゃがんで男の子の目線にあうようにする。
すると、顔を真っ青にして小絵を見る。



??「あ、、、ごめ、、なさっ、、、」

小絵「謝るな。私は小絵。とりあえず落ち着け」


男の子を抱き締めて頭をポンポンと軽く叩く。
すると、背中に小さな手を滑らせて服にしがみつく。



今剣「ぼくは、、今剣。義経こうのまもりがたなです。。じつは、、ぼくのたいせつなかたなが、、っ」


またふえっ、、、と泣き出す。


小絵「(餓鬼は嫌いだ。。。;;)



っ、、、、、。」



オロオロとする小絵、どうしようかと迷っているうち、、



ポンッ。。。。




今剣の頭に、小絵の手が乗せられた。


いや、、、乗せられたというより、一度軽く軽く叩く様な感じである。




小絵「男がメソメソと泣くんじゃねぇよ」


今剣「!」

すると今剣は、グシグシと裾で自分の涙を拭い、

鼻と頬は真っ赤で、まだ涙目だが良い顔をする。
何か、、凛々しくなったような顔を。。。


今剣「ぼくは、、おとこのこだから、、なきませんっ！」

小絵「良く言った」


小絵はにっと笑ってみせ、ｸﾞﾘｸﾞﾘと今剣の頭を撫でる。


そして事情を聞くのだが。。。





それは随分、悲惨な話だった。。。

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