私、モデル宣言？！【勇次郎】

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貴方side

お昼ご飯を食べ終わり、私はあかりちゃんとお喋りをしていた。


あかり『それで、星屋の新作ケーキがすごく美味し くて〜』




貴『へー！美味しそう！』






ふと教室のドアの方へ視線を向けると、女の子が立
っていた。





(あれ･･･？あの子って･･･隣のクラスの成海聖奈ちゃん？)






芸能界に全く興味のない私だけど、同じ新入生に芸能人がいるって大騒ぎになったので、私でも知ってる。


ポスターや、テレビなんかでも見かけるし･･･







(うちのクラスに、何か用があるのかな･･･？誰か探しているみたいだし、話しかけたほうがいいかも･･･？)






貴『あのっ！成海聖奈さんですよね？』





(やっぱり、近くで見ると可愛っ！)






聖『あっ！うん！』




(うちのクラスにいるってことは、誰かに用があるのかな･･･？)





貴『誰かに用があるんですか？あ、あかりちゃん？』





聖『？！』

聖奈さんが、一瞬驚いた顔をしたように見えた。



でも、すぐに真剣な顔になった。






聖『あかりじゃなくて、あなた･･･Aちゃんって、モデルとかやってたりするの？』








貴『･･･え？』




(何言ってるんだろう、私はどう見ても一般人なのにて･･･？)





貴『いや、全然。全く持って違います！』









聖『よかったら ･･･その･･･』









『モデルにならない？』






貴『へ？』



一瞬、何を言われたのか分からなかった。



(モデル･･･？私が？！)




聖奈さんは、話を続けた。


聖『実は、新しいモデルを探してて･･･』




貴『私が･･･？そのモデルに･･･？』



聖『うん！』


さっきから、頭の整理がつかない。


(あ！もしかして･･･)



貴『ドッキリですか？！』



聖『え？違う違うw本気でだよ？w』



(え･･･ドッキリじゃないの？！)←


聖『それで、今日の撮影に見学だけでも来て欲しいの！』


貴『はいっ！？』




突然すぎて、思わず『はい』と言ってしまった




キーンコーンカーンコーン


聖『それじゃ！もう行くね！』



貴『え？あっ！』


(どうして、私なんかが新しいモデルの候補なのか聞きたかったのに･･･)

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