HoneySugar【SUGA】 (ページ6)

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MG「というわけで、ちょっと時間はかかったがAちゃんに来てもらったぞ！」

いやいやいやいや待て。
何が「来てもらったぞ」だ。
そうお願いしてのは確かに俺だが、いきなり会わすか？
それまでの過程をなぜ共有してくれない？

俺の頭はパンク寸前だった。
そんな俺の考えていることを察しているであろうヒョンは、落ち着けとでも言いたそうな顔を俺に向けている。
落ち着けるかよ。

MG「とりあえず、Aちゃんには今日からお前らと同じ宿舎に住んでもらうことになってる」

SG「は？！え、ちょっと待ってください！それはいくらなんでも「上の指示なんだ」

すまんな、と少し申し訳なさそうに笑うヒョン。
いくらなんでもあんまりだ。

部屋は分かれてあるだろうが、さすがに20代の男どもが住む宿舎にこんな小柄でかわいらしい子を放り込むなんて。

MG「詳しくはこの子から聞いてくれ、ちゃんと話せるね？」

『はい、大丈夫です』

MG「よし、じゃよろしくね、戻っていいよユンギヤ、この子の面倒ちゃんと見てあげてね」

そう残してヒョンは仕事があるからと宿舎での彼女の部屋だけを伝えて会議室を後にした。
残された俺たち二人。
つくづくあんまりだろ。無茶すぎる。
ただ、だからといっていつまでも二人で突っ立っているわけにはいかない。

SG「...行きますか？宿舎」

『お願いします』

さっきヒョンが伝えてくれた部屋はちょうど俺の部屋の隣だった。
優しさなのかどうなのか。

宿舎に着くまで無言だとまずいと思い、どうにか話題を振ろうとするも、気持ちばかり空振るだけで何一つ気の利いた言葉をかけてやれそうにない。

こんなので大丈夫か？
俺は、俺たちはやっていけるのか？

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