検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:26,563 hit

ページ5







嘘だろ...





たった今、俺の目の前に広がる光景が信じられない。
だが理解はできる。



ただそれだけだ。



小柄でかわいらしいその女は、この場の静寂を多少気にしているらしいそぶりを見せる。




『あの...』

MG「すまない、とりあえずお互い自己紹介でもするか」




わかりました、と少し薄いが凛とした声が俺の鼓膜を通過する。




『えっと、日本から来ました、木村Aです。日韓ハーフの97年生まれ、23歳です。韓国語と日本語、あと少し英語を話せます。よろしくお願いします』




そういえばそうだ。
はじめから彼女が話していたのは紛れもなく韓国語だ。


ハーフだったんだな。


そこに感心していると、マネヒョンから次はお前だと目で訴えられる。




SG「...防弾少年団でラップを担当しているSUGAです...27歳です」




自分の人見知り具合にこんなにも腹が立ったのも久しぶりだ。
自己紹介なんて仕事で何万回もしてきたっていうのに、今だけは本当に何をどういえばいいか全くわからなかった。


ふと彼女を見ると、少し嬉しそうに目をそらしながらはにかんでいた。





・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (48 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
303人がお気に入り
設定タグ:BTS , SUGA , ユンギ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うに | 作成日時:2019年12月1日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。