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あれからしばらくたった。大体1か月だ。
未だマネヒョンからはこの件に関して何の連絡もない。
そんなに苦戦しているのか？
そうなると、当然ながら俺の作業効率も落ちてくるわけで。
最近なんてそれが特に顕著だ。
今も隣にいるナムジュンから探るように心配されている。
NJ「...ヒョン」
SG「どうした？」
NJ「いや、やっぱり最近おかしいですよ、どうしたんですか。俺はリーダーである前にヒョンの弟なんですよ？」
...こいつはつくづく人間的にも頭がいい奴だなと思う。
どう話せば俺が口を割るかをよく知っている。
どうごまかそうか必死に考えていたところに、丁度マネヒョンから電話がかかってきた。
NJ・SG「おっ」
ナムジュンに出てくると簡単に告げ、俺は廊下へ向かった。
SG「...もしもし？」
MG「あぁユンギヤ、また大切な話が出てな、悪いが今から事務所に顔出してくれないか？」
SG「大丈夫ですよ、着いたら連絡でいいですか？」
MG「あぁよろしく」
ほんの20秒ほどの電話だったが、この内容でわざわざ電話をよこしてくるなんてあのことしかないだろう。
そう確信し、俺は急いで事務所へと向かった。
事務所へ着くまでの間の記憶が全くない。
吉か凶かだ。
今回の呼び出しは確実にその知らせだろう。
自分で思っていた以上に俺は緊張しいなのかもしれない。
事務所が見えてきたところで俺はヒョンにもう着きます、と一言だけカトクを送った。
すぐに既読がつき、前の会議室へ来るよう伝えられた。
今にも心臓がはちきれそうだ。
こういう時にふと、こういう事態に対しては心臓の強そうなうちのマンネライン3人組のことが頭に浮かぶ。
本当、どうやって鍛えてんだ。いや、そんなこと言ったってみんな緊張するんだが。
なんて考えていると、もうあの会議室の扉が目の前にある。
SG「...どうにでもなれよ」
溜息交じりにそう呟きながら、丁寧に2回ノックし、扉を開ける。
SG「...失礼します」
MG「お！ユンギヤ、ようこそ」
なんだその反応、と思いながらマネヒョンがいるであろう方向に目を向けると、その異様さに一瞬志向が停止した。
そこにはあれだけ惹かれ、その存在に圧倒し、夢中にさせられた、あの女が居る。
SG「.....嘘だろ」
『...あ、初めまして』
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作者名：うに | 作成日時：2019年12月1日 2時
