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…
「あれ？あそこにいるの南中の座敷わらしじゃね？」
「え、どこどこ？うわ！本当だ！」
「え、誰のこと？あの黒髪のボブの子？うわあスカート丈あんな長い子久々に見たかも。」
「てか、まじこの高校来たんだね。制服全然似合わないわあ…。」
1時間目が終わって次の時間が移動教室だから準備していると外から聞こえてきた聞きたくない人たちの声。
笑い声が今でも頭の中に響くし見ただけで怖くなって震えてくる…なんでこうも出会っちゃうのかな。
そんなことを考えていると誰かが私の手を掴んで「行くよ！」なんて走り出した。
その人の顔見てみればまさかのキム・イェリムちゃんだった。
「えっと…すみません！迷惑かけちゃいましたよね…。」
YR「迷惑なんてかかってないよ。それよりさ、敬語やめて？」
「へ？なんて、言いました？さっき…」
YR「あれ？聞こえなかった？敬語やめようよ、Aちゃん。」
そう言って私に微笑みかけるイェリムちゃんは同性の私から見ても本当に可愛かった。
しかも「私たち友達なんだからこれからはイェリって呼んでね」ってすごく可愛い笑顔で言われた。
あー、この数分間だけでも好かれる理由が分かった気がする。
私もイェリムちゃんみたいになれたらお友達増えるのかなあ。
んー…真似してみたいなって思ったけどなんだか私には似合いそうにない気がする…。
というかスカート短い私が想像できない。
私イェリちゃんみたいに細くないし…目もぱっちりしてないし…やっぱりやめとこ。
YR「Aちゃん磨けば輝くと思うんだけどなあ、顔とかすごく可愛いのに勿体ない。」
「え？そんなことないよ…きっと気のせいだよ…あはは。」
YR「あるの！Aちゃんが気づいてないだけだよ！」
真剣な顔で見てくるけどイェリちゃん、本当に気のせいだと思う。
私が磨けば輝く…うん有り得ないよ本当。
そもそもあだ名が座敷わらしだよ？その時点でアウトだと思わない？
JN「あれ、イェリたちもう来てたんだ。」
YR「ねー、ジェノ。Aって絶対少しメイクしたら前髪切るだけでも可愛くなるよね？」
JN「うん。なんか本当の自分に気づいてない感あって勿体無いなあって思うよ？」
YR「ほら、ね？ジェノもそう言ってるんだし！」
なんて言ってくるイェリちゃん。
…明日少し目にかかってる前髪だけでも切ってみようかな。
…
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ナ！(プロフ) - りのさん» りのさんコメントありがとうございます！非表示になっていたため公開いたしました、申し訳ございません(>_<) このお話をぜひ宜しくお願いします！ (2021年5月3日 23時) (
レス) id: 9a5e856297 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - 6話が表示されてない気がします！！このお話とても面白いので更新楽しみにしてます〜！！ (2021年5月3日 12時) (レス) id: 455bb66e1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナ！ | 作成日時：2021年4月30日 22時
