体調不良に要注意！気象系 (ページ39)

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第６章ページ39

翔サイド

俺がうっすらと目を開けると、目の前に智にぃと雅紀が突っ立っていた。

あ、俺倒れたんだっけ…

そうだ、あの強烈な痛みに襲われて…

これ、絶対胃潰瘍だな。症状も重なるし。前からうっすらと気づいてたんだけどね…

やっぱ認めたくないんだよ、自分が胃潰瘍だなんて。

あー最悪だ。

すると突然、またあの痛みが襲ってきた。

あの時とおんなじ痛み。

俺が倒れた時とおんなじ痛み。

翔：「イッッ！」

痛い、

痛い、

痛い。

俺の頭の中はそれだけでいっぱいだった。

智にぃたちが一生懸命話しかけてくれてるけど、正直言って、痛みは何も変わらない。

でも、しばらく経ったら看護婦さんがきてくれて、痛み止めを飲んだら痛みは段々と和らんできた。

でも、痛みがなくなったところで…

雅：「翔にぃ、何があったか教えて。」

やっぱり、雅紀が聞いてきた。でも、俺の逃げ場は無し。

俺は渋々、何があったのか話し始めた。