体調不良に要注意！気象系 (ページ4)

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第３章ページ4

和サイド

やばい。早速智にぃにバレた。潤のやつ、やっぱ気づいて告げ口したんだな。勘が鋭いんだから、潤は。

俺はため息をつきながら、学校に潤と揃って歩いていった。気がつくともう教室の前だ。あー、やっぱ今日なんかぼーっとする。

潤：「和、今日しんどくなったら俺に言えよ。」

潤は心配しながら教室に入っていった。

和：「ああ。分かってるって。」

俺は適当に答えると、潤に続いて教室に入る。

女子：「ぁ…！お、おはよっ。潤くん、和くん。」

隣の席の女子が顔を赤くしながら言う。潤は笑顔でおはよーと返すが、俺にはそんな余裕はない。急に嫌な咳が出てくる。なんなんだよ、本当に。

和：「ゲホッ、ゲホッ、おは、ゴホッ、よ。」

俺は彼女に頷いて、席に着いた。

潤：「おい、和ホントに大丈夫かよ？」

潤は後ろを振り向いて心配そうに俺の方を見る。なんとか誤魔化さないと、今バレたら終わりだ。

和「っ…だい、ゴホゴホゴホ、じょうぶ、ゲホッ、だからッ。」

潤は何か言おうとしたが、先生が入ってきてまた前を向いた。授業が進んでいく間、俺の咳はどんどん酷くなり、我慢するのも精一杯だった。休み時間は体がだるすぎてトイレに行くことも水を飲むこともできなかった。

和「ッ、ハアハア、ゲホッ、ゼー、ゴホゴホ、ゲホッ、ヒュッ、ハアッ。」

潤はずっと俺を見ていて、大丈夫、と伝えたかったけど咳のせいで喋ることなんてできなかった。そして、４時間目の最後、俺の体はついに限界を越した。