Happy Birthday、この話のヒーロー♪ ページ32
『すーがーちゃんっ♡』
及川伝授であろうウインク&舌ペロでコッチに決めポーズをキメるA。
『久しぶりの出演おめでとう!はい、今日は何の日でしょうか!』
菅「小さな親切の日。
1963年、東京大学の茅誠司総長らの提唱により、小さな親切運動本部が発足した。スローガンは、できる親切はみんなでしよう。それが社会の習慣となるように」
『チョットそれスマホで見たでしょ!そ〜じゃなくて((菅「俺の誕生日」
するとAは「なーんだ分かってんじゃん♪」と言いたげな顔をした。
うざいな。
その時、あ、そうだ!と人差し指を立てたAは、バックハグを仕掛けてきた。
……あれ?この小説のジャンルなんだっけ。
『プレゼントは……私……ッヴァwww』
いや、お前な。
やるならやれよ←
菅「誰から指図された」
『鉄郎兄さんww』
よしブチノメス。
そしていつから黒尾はAから兄さん呼びの称号得てるんだよ。
お前確か近所のオッサンだったろ(結構前の話参照←)
っていうか最初のウインク&舌ペロは黒尾からかよ。
『あ、そういえば照れた?』
菅「全く」
ぷくーっと頬を膨らますA。
どっちかというとソレのほうが俺は好き。
『そういえばコレさ、ナマで鉄郎兄さんに繋がってるんだけど』
何それ初耳
菅「スマホ頂戴♡」
どす黒い笑顔でいうと、Aは怯えた顔でサッと差し出してくれた。
黒《Aちゃんwwwッヴァってwww》
菅「黒尾クン聞いてる?」
黒《え誰?スガくん?》
菅「俺、Aのお母さん。つまりはAの兄さんであるお前の母親でもあるわけね。」
黒《あっ…ハイ》
菅「お母さんにイタズラしちゃダメ」
黒《サーセンした》
『ブッッッッッッッッッ』
笑顔でスマホを返されたAは、「バイバイにーさんww」と言いながら電話を切った。
『あ、孝支。それ以外にもプレゼントあるよ?』
菅「またドーセしょうもないもんもってくるんだろ」
『ノンノン』
ポケットに手を突っ込んだAは、何かを引っ張り出した。
手には、道でブチッとしてきたであろうポピーが。
菅「花?」
『うん!』
菅「このままじゃすぐ枯れそうだから、余った時間で押し花にでもするかぁ」
『あ…勿論そのつもりだったし。』
嘘付け。
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